競馬は人気スポーツ2位(英国) | ミスプロの海外競馬

ミスプロの海外競馬

競馬のために世界中を駆け巡る、さすらいのギャンブラー

イギリスでは、競馬は人気スポーツの2位だそうです。
日本でも競馬は人気はあるのでしょうが、スポーツと考えられているのでしょうか?


     *****
イギリスの競馬場は、年間総収入が2億5,000万ポンド(約500億円)のビジネスに変貌した。 しかも2008年には3億ポンド(約600億円)に達しようとしている。

 

コンサルタント会社デロイト(Deloitte)社のスポーツビジネスグループが11月8日(火)に発表した調査報告書を論評して、コンサルタントのアラン・スウィッツァー(Alan Switzer)氏は、「競馬は最近の著しい入場者増加によって、サッカーに次ぐイギリス第2位の観客をもつスポーツとして地位を固めました。 そして営業意識を強めたことが力強い成長を後押ししました」と述べた。

 

2004年の記録的な600万人という競馬の総入場人員は、サッカー以外の最強ライバルスポーツである(アマチュア)ユニオンラグビーのほぼ2倍であった。 2005年の前半7ヵ月間の入場人員は前年同期に比べると3.8%減少したが、スウィッツァー氏は「アスコットの影響」(訳注:アスコット競馬場は改装工事中で開催を行わなかった。)を考慮すると、この数字は実態と異なると考えている。
スウィッツァー氏は、「アスコット競馬場で開催されてきた競馬を他の競馬場で開催したことにより入場人員が減少したことを考えると、実際は2004年と同じくらいの入場人員であったといえます。 確かに、この差は10万人くらいですから「アスコットの影響」を考慮すれば、平均入場人員はほぼ同じになります。 低い条件の競走が増えたことによって入場者が減少したという理由から考えれば、非常に良い結果であったと言えるのではないでしょうか」と述べた。

 

ヨーク競馬場で開催されたロイヤルアスコット競馬の入場人員が2004年対比で75,000人減少したにもかかわらず、この競馬開催の総入場人員225,000人という実績は、今年イギリスで行われた1回だけのスポーツイベントの中で観客動員数第3位の好成績を収めた。 チェルトナム・フェスティバル(Cheltenham Festival)開催はウィンブルドン(Wimbledon)テニスに次いで第2位であり、このような競馬開催は、スポーツにおける観客動員数ベスト8のうち、半数を占めている。 デロイト社の主要な12スポーツビジネスの検討グループは、マンチェスターに本拠を置き、ダン・ジョーンズ(Dan Jones)氏が率いており、プレミアリーグ所属の各クラブ(Premiership clubs)の財務実績に基づいたサッカー経営に関する年次報告書で良く知られている。

 

競馬ファンであるスウィッツァー氏は、この調査グループがジョッキークラブ(Jockey Club)、イギリス競馬場協会(Racecourse Association)、競馬場持株信託会社(Racecourse Holdings Trust-RHT)などの団体のために行ったこれまでの調査結果をもとに調査内容をより広範囲に広げようとしていると説明した。
「我々は、これまでサッカークラブに関する公表された情報の処理を行ってきました。  新しい調査では、(これまでに得た)専門的な知識を競馬に応用しようと考えています。 競馬界の様々な組織やグループに、公表された数字の奥にあるものを鋭く読み取ってもらうことを望んでいます」と同氏は語った。
公表された調査報告書では、依然として財務面からサッカーがイギリスの中心的スポーツとなっているが、競馬の売上額は、賦課収入を除いても他の全てのスポーツを大幅に上回っている。

 

2004年の総収入2億5,000万ポンド(約500億円)という金額は、カンパニーズ・ハウス(Companies House、訳注:英国の有限責任の会社はここで登録する。)社が59競馬場のうち43場分の収入と残りは推定額として提供し又は公表した情報によるものである。
RHTが保有する13の競馬場の収入が圧倒的に大きく7,100万ポンド(約142億円)で、以下アレナ・レジャー(Arena Leisure)が3,600万ポンド(約72億円)、アスコットが3,300万ポンド(約66億円)、ノーザン・レーシング(Northern Racing)が2,900万ポンド(約58億円)と続き、残りの8,000万ポンド(約160億円)はチェスター(Chester)、グッドウッド(Goodwood)、ニューベリー(Newbury)を筆頭とする30の独立した競馬場の収入額である。

 

スウィッツァー氏は、「全ての競馬場が質の高い競馬、大幅に改善した施設、および開催当日の補完的な催し物の組み合わせによって入場者を大幅に増加させました。 まだまだ改善しなければならない点があることを競馬場側は認めていますが、入場人員を伸ばすことができるのは、このスポーツが一般市民に対して人気のあることの証です。 
競馬番組の多様化やアスコットの再開のような、主要な競馬場への更なる投資によって、2008年までに収入は3億ポンド(約600億円)まで増加するはずです」と述べた。
十分な競馬界の後押しがあれば、デロイト社の調査グループは、次の調査事項として、財源ごとの収入の構造と他のスポーツとの比較をテーマとすることになるだろう。
(1ポンド = 約200)

 

     -----

 

順位    種類        イベント(開催日数)          観客動員数(千人)
1位    テニス     ウインブルドン(13)                 467
2位    競馬      チェルトナム・フェスティバル(4)          230
3位    競馬      ロイヤルアスコット・ヨーク競馬場開催(5)    225
4位    ゴルフ     全英オープン(4)                   200
5位    モーター    F1GP・シルバーストーンサーキット(3)     195
6位    馬術      バドミントン(3)                    165
7位    競馬      グランドナショナル・エイントリー競馬場(3)   145
8位    競馬      ダービー・エプソム競馬場(2)           140
9位    クリケット   ジ・アシッズ オーバル(5)             115
10位   クリケット   ジ・アシッズ オールドトラフォード(5)       112

 

Racing Post紙 11月8日 
『 Racing cements position as UK’s second most popular sport 』
     *****