モータースポーツの話 | ミスプロの海外競馬

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ちょいとモータースポーツの話を。
自動車評論家のHPに、興味深いコラム記事がありました。
前々からモータースポーツこそが、最高の宣伝効果だと思っています。
ただ、莫大なお金がかかることと、その成果に即効性が無い(すぐに結果が出ない)と言うのが難点と言えるのでしょう。


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これまでモータースポーツは「勝ってブランドイメージを高める」という位置づけだったように思う。 ホンダを見ればよく解る。 モータリゼーション後進国だった日本から、突如世界最先端のバイクレースやF1に参戦してきたメーカーが出てきたのだ。 しかも出るだけでなく、表彰台の真ん中に立ってしまう。 4輪車を作ったことのないメーカーなのにF1で勝っちゃったのだから凄い! 
インパクトたるや強烈だったんじゃなかろうか。 しかし最近勝つことのメリットより、勝てないことのダメージを心配するメーカーが増えてきた。 好例は日産。 ゴーン社長によれば「勝てないモータースポーツはやらない!」 今年は表彰台に立つ、という約束で参戦していたパリダカも、結果を残せず来シーズの予定は白紙に近い状態らしい。 自動車文化を全然理解してないな、と思う。 
確かにモータースポーツは儲かりません。 だからこそアメリカの企業はモータースポーツから遠ざかり始めたのだろう。 GMは国内のオーバルレースを除き2005年で”ほぼ”全面的に撤退。 フォードも”ヨーロッパ域内での売れ行き低下を心配し”かろうじてWRCに残ったものの風前の灯火ですから。 確かに勝てないためのマイナスイメージは大きいものの、止めてしまうリスクの方が大きいと思う。
グッドイヤーを見れば解る。 F1撤退後の販売シェアは落ちる一方で歯止め掛からず。 やがて韓国のタイヤメーカーに勝てなくなってしまうことだろう。 
といったことを考えると、何とか踏ん張っている三菱を高く評価したい。 日産やマツダは、いくらお金儲けが上手くなってもブランドイメージは上がらないと思います。
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