売上は悪くない。
利益も出ている。
目標数字も、なんとか達成している。
それなのに最近、
「社員から意見が出なくなった」
「言われたことしかやらない」
「若手が育たない」
そんな違和感はありませんか?
数字が悪ければ、問題は見つけやすいものです。
でも本当に怖いのは、
数字は悪くないのに、組織が静かに弱っていくこと。
数字だけでは見えないものがある
経営に売上や利益は欠かせません。
もちろん、管理職が数字を見ることも大切です。
ただし、
「数字を見る」と「数字しか見ない」は別物です。
数字しか見なくなると、管理職は少しずつ大切なものを失っていきます。
代表的なのは次の5つです。
- 社員の本音
- 主体性
- 挑戦する意欲
- 管理職への信頼
- 会社への愛着
今回は、その中でも最初に失われやすい
「社員の本音」について考えてみます。
「それで、いくら儲かるの?」
たとえば社員が、
「この仕事のやり方を変えたほうがいいと思います」
と提案してきたとします。
そこで管理職が、
「それで売上はいくら増えるの?」
「利益は?」
「数字で説明して」
と毎回答えていたら、どうなるでしょう。
もちろん、最後には数字で判断する必要があります。
しかし、それが会話の入口になってしまうと、社員はだんだん学習します。
「数字にならない話は、しても意味がない」
「余計なことは言わないほうがいい」
そして、意見を出さなくなります。
社員が静かな会社は、本当に順調?
ここが怖いところです。
社員が何も言わなくなると、会議はスムーズになります。
反対意見も出ない。
上司の指示にも従う。
すると管理職は、
「最近、組織がまとまってきたな」
と思うかもしれません。
でも本当にそうでしょうか。
納得して黙っているのか。
それとも、
言っても無駄だと思って黙っているのか。
見た目は同じでも、中身はまったく違います。
「特にありません」
「それでいいと思います」
「わかりました」
こんな言葉が増えてきたら、少しだけ注意してみてください。
明日、一つだけ変えてみる
次に社員から意見が出たとき、すぐに結論を出さず、
「もう少し詳しく聞かせて」
と返してみてください。
そして途中で評価せず、最後まで聞く。
たったそれだけです。
社員の言葉の中には、
お客様の変化、現場の不満、仕事の無駄、若手の本音など、数字には表れない情報が隠れています。
数字を見ることは大切です。
でも、経営に必要なのは数字だけではありません。
社員が何を言っているか以上に、何を言わなくなったのか。
そこに、組織の状態が表れることがあります。
あなたの会社では、社員はまだ本音を話していますか?
もし、
「最近、社員との距離を感じる」
「以前より意見が出なくなった」
「数字は悪くないのに、何かがおかしい」
そんな違和感があるなら、一度立ち止まってみてください。
わたくしどもでは、経営者や管理職が抱えている
「言葉にしにくい組織の違和感」を一緒に整理しています。
相談するほどなのかわからない。
そんな段階でも大丈夫です。
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次回は、
「指示待ち社員は、実は管理職がつくっている?」
数字しか見ない管理職が失う2つ目、
「社員の主体性」についてお話しします。
世界でいちばん美しい言葉
「ありがとう」と共に、今日もお元気にお過ごしくださいね。
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