理化学研究所サイトに2018/10/5に掲載された記事です。
藤田保健衛生大学を中心に、18の大学・施設が参画したプロジェクトで、共同して統合失調症のサンプルが収集・解析がなされ、3領域に有意な関連を同定し、新規の統合失調症のリスク遺伝子として同定されました。
これらの関連遺伝子を詳細に調べることで、統合失調症が発症する一因を解明することが期待できます。
統合失調症患者の複数の大脳皮質領域に共通する神経細胞の変化を解明
m3.comに2018/9/28に掲載された記事です。
金沢大学は9月25日、統合失調症患者では、複数の大脳皮質の部位で特定の神経細胞の変化が共通して認められることを世界で初めて報告したと発表しました。
今回の研究は、死後に遺族の同意により提供された脳が保存されているピッツバーグ大学の死後脳バンクを利用して実施。
性別、年齢などの条件が等しい健常者と統合失調症患者20ペア、計40名の死後脳から作業記憶神経ネットワークに含まれる一次視覚野、二次視覚野、後部頭頂野、背外側前頭前野の4つの部位をそれぞれ切り出して、GABA細胞の3つのグループに特徴的に発現する分子の発現量をリアルタイムPCR法という分子生物学の手法を用いて解析し、パルブアルブミン細胞とソマトスタチン細胞に発現する分子の発現量の変化が、作業記憶の神経ネットワークを形成する4つの脳部位で共通して見られることが判明しました。
統合失調症におけるこれらの細胞の変化は、神経ネットワークにおける情報処理を低下させ、作業記憶障害に結び付いていると考えられ、統合失調症の認知機能障害に対し、特定の細胞を標的とした新たな治療法の開発につながるものと期待されます。
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