統合失調症の「社会認知」に基づく臨床的サブタイプ分類に成功-東邦大ほか
QLifeProに2024/11/8に掲載された記事です。
東邦大学は、社会認知の主観的困難と客観的能力に基づく統合失調症患者における臨床的サブタイプを明らかにしたと発表しました。
クラスター分析の結果として、統合失調症患者は社会認知に関して、3つの臨床的サブタイプに分けられます。
49.6%の患者は「能力正常群」となり、客観的能力はほぼ正常で困難も感じていない。
32.8%の患者は「低知覚群」となり、客観的能力の顕著な低下が認められるが困難は感じていない。
17.6%の患者は「高知覚群」となり、客観的能力が一定程度低下し困難を顕著に感じている。
能力正常群は、幻覚や妄想などの陽性症状や意欲低下などの陰性症状も最も軽度で、社会生活における障害の程度は高知覚群で最も重度になる様です。
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