長男を育てている時は、半ば常識のように
「知恵熱という病気はありません」
「熱は体のどこかが炎症をおこして、それに抵抗しているからでるのです」
と、非科学的な病気の根拠のように言われていた。
だから私の実母なんかが当時、
「熱が出たの?知恵熱じゃないの?」というニュアンスで使う時は
「いや、知恵熱という病気はないんだよ」なんて
したり顔で言ってたりもした。
あまり病気をしない次男が、2週間前に突然嘔吐を伴う高熱を出した。
いつも元気いっぱいなヤツが
布団の中で一日中ぐったりしているということが2~3日続いた。
気持ちが悪いだろうし、食べるのも体力を消耗するし、
最低限の水分補給だけ心がけて、なるべくゆっくり寝かせておいた。
結局ノロウイルスだったのだろうか、
一週間後には元気いっぱいに戻り、
今まで食べられなかった分を取り返すようにもりもりと食べ、
朝から晩まで走り回っていた。
そして、なんだかよく話すようになった。
体操や手遊びも前よりもぐんと上手になった。
知恵熱って、熱の原因じゃなくて、
熱が出たら成長するっていうことかな、なんてちょっと思った。
熱が出てけいれんを起こして急性脳症を起こして
知的な障害が残った長男の極端な例もあるが、
そう考えれば、熱が出ることによって
脳やシナプスに影響して、うまく神経がつながることもあるのかもしれない。
寝ていて調子が悪かったから、一気にエネルギーが爆発したようにも
とれなくもないが。
人間の体って不思議だ。