こんばんは。
小さな地下水路に入ってきました。
2代目大工の三島です。
前回の伊坂ダムサイクリングの後。
いつも通りに寄り道する。
向かったのなんとも不思議な名前。
その名は片樋(かたひ)まんぼです。
いなべ市の史跡になっている所。
しっかりと駐車場もありました。
地域に愛されてる感がありますね!
看板には農業・生活用水路とある。
でももちろんただの水路ではない。
はたしてどんな場所なのか。
さっそく民家の間を抜けて出発〜。
なーんてほどでもない。
駐車場から歩いて15秒。
ココが片樋まんぼの入口。
ワクワクしてみんなで階段を下る。
現れたのは地下へ通じる穴。
階段を下るとこんな。
左右に通じる穴がある。
手前にあるスイッチを押すと電気がつく。
覗き込むと見えました。
コレが片樋まんぼ。
実態は地下の水路なのです!
ロマン溢れる不思議な水路。
作られたのは江戸時代。
元々この辺りは水不足に悩まされる地域。
なぜなら水がすぐに染み込んでゆく土質。
雨が流れずに地下水になっちゃうんですね。
水が無ければ田んぼが作れない。
当時は生死に関わる大問題。
なんとか地下の水を確保したい!
そこで考えられたのがこの「まんぼ」。
まずは小高い場所で垂直に井戸を掘る。
水が出たらそのまま井戸を横に掘り進む。
横穴を掘り進み下流で地表へ水を出す。
ふむむむ。
なんとも大掛かりな地下水路。
でもこの仕組みはこの地域だけでない。
海外でも大昔からあるのだそう。
綺麗な水の確保。
ソレは人類の命題なのです。
そんな原始的なこの「まんぼ」。
この地域にはなんと200ほどもあったそう。
そしてこの片樋まんぼは群を抜いて長い。
総延長はなんと1000m!
北にある山から繋がっている。
ではせっかくなので奥へレッツゴー。
通り抜けられるかな!?
ぐぬぬ。
んんん……
ああああ
狭いわ!
腰痛い〜!!
なにせ高さは1.2m。
中腰になってやっと進める高さ。
幅も人が1人通れるギリギリしかありません。
頑張って進むも2、30mほどで限界。
こんなの300mとか無理無理無理のカタツムリ。
ソレに腰だけでない。
ずっと続く狭いトンネル。
なんか少しずつ不安になるんです。
途中で壁が崩れたら?
疲れて倒れたら??
というか空気とか大丈夫なの???
真っ暗な狭いトンネル。
閉塞感からくる恐怖感。
長男もだんだん怖くなった様子。
うーん。
仕方ない。
戻るか。
先ほどの中央入口へ。
地表に出て説明なんかを読む。
でもあんまり頭に入ってこない。
だって通り抜ける気でココに来ましたもん。
勇気を出してもう一度……
はやはり無理か。
悩んでも悩んでも名案は浮かばない。
スマホでネットも検索。
通り抜けた人の話を探すも出てこない。
は〜。
悔しいけどやはり無理なのか。
でも最後の悪あがき。
今度は上流側へ歩き出す。
もちろん途中で白旗。
こりゃ一般人には不可能だ。
狭すぎますもん。
やれやれ。
よくもまぁこんなの掘ったもんだ。
ふぅ。
かーえりましょー。
目が眩む日の光。
真っ暗闇から戻るとホッとする。
今なら分かるその気持ち。
広く明るいこの世界。
そして当たり前ではない歩き回れる自由な広さ。
こんなにホッとするもんなんですね。
今でも田を潤す片樋まんぼ。
そこに奥深い世界観まで感じて、少しの悔しさと自由の嬉しさを実感したいなべ市の史跡片樋まんぼだったのでした。
でも悔しいので後日に洞窟探検YouTubeを鑑賞。
片樋まんぼ攻略を依頼しておきました。
誰か通り抜けてくれないもんでしょうか。
勇気のある人お願いします〜。













