次女の夏休み自由研究。俳句を求めてミニ奥の細道を歩く。 | 大工の休み時間

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三島建設の2代目大工が書く日記です。
大工成分は少なめです。

こんばんは。

奥の細道を小さくたどりました。

2代目大工の三島です。



わが家の小学3年生末っ子次女。

最近ハマっている事がある。



ソレはなんと……俳句!?


自由な俳句を沢山読んでいます。



うーむ。

渋すぎる趣味。


子どもは謎ですよねぇ。




そんなワケで次女の夏休み研究。

俳句について調べるのだそう。


よく分からない俳句の世界。

果たしてどうしたら調べられるのか……



を調べる。


するとどうやら大垣に松尾芭蕉の記念館がある。



そして駅から記念館までのルート。

ソレが「ミニ奥の細道」となっているのだとか。



うん。

コレならいける気がするぞ!?



では、今日はそんなミニ奥の細道。

歩いてみますか!




やって来たのは始まりの大垣駅。

やる気十分。

暑いけど頑張ります〜。



まずは駅から東へ。

100mほどで川に到着。



ココがスタート地点。

案内板がありました。

代表的な句を20句。
始まりと終わりに一句ずつ。

全部で22句の石碑。



奥の細道は44段構成。

なのでちょうど半分ですね。



では記念すべき最初の石碑が……






あれ?




無い!?

なんとまぁ。


工事中で一時撤去。

いきなりの洗礼でビックリです。



でもその後は余裕。

2番目の俳句あった!



「田一枚 植えて立ち去る 柳かな」


え〜っと。


田植えをしてからみんなが立ち去る。

柳の木が残っている。


そんな感じなのかなぁ。



看板に俳句の説明は無し。

なので私もよく分からない。


小学3年生にはさらに難しい。



ま、何百年も前ですもんね。

言葉も常識も何もかも違う。


分からなくても仕方ありません。




でもとりあえず研究用。

トイカメラで撮影。

そして良く分からない気持ちを俳句で読む。


あはは。

作るの上手になりました。




その後も次々と石碑発見。

奥の細道をたどる旅。


東京から太平洋沿いに北へ。

途中から奥羽山脈を超えて山形へ。

日本海側沿いを南へ。



そんなルートを俳句を読みながら追う。



平泉の有名な句。

ちょこちょこ聞いたことあるヤツが出てくる。

コレって奥の細道だったんだなぁ。



どれも次女には難しい。

分かるような分からないような。

研究になっているの…かな?


途中では湧水でひと遊び。

大垣は俳句の町だけでない。

水の都なのです。



夏空の下をテクテク。

もうそろそろ終点。



そしてついに到着!

最後の石碑で記念撮影。

1時間以上かかったかな。
暑い中をよく歩きました。




ニコニコお弁当タイム。

嫁さんが車で迎えに来てくれたのです。

水辺の木陰でモグモグ。


疲れた体に染み渡るよう。




その後は水で遊んだり


橋を渡ったり。

この後は記念館へ行く予定。

でももうみんなやり切った感。


俳句の旅の9割は達成したかな。



暑い気温。

冷たい湧水。

綺麗な景色。


途中でいくつも俳句を読みましたしね。






月日は百代の過客にして、行き交う人もまた旅人なり。



奥の細道は俳句集ではない。

日本最古の紀行文。


旅の思い出を俳句と共に綴った本。



その目的は名所や旧跡巡りだったのだそう。




ソレを踏まえればこの石碑巡り。

俳句も読んだし、いかにもソレっぽい気がしますよね。



アチコチ訪ねるのが目的なミニ奥の細道。


計らずとも松尾芭蕉リスペクトなウォーキングとなり夏休みの研究も捗った次女の自由研究で行くミニ奥の細道だったのでした。









なお目的地の記念館はコレ。

奥の細道むすびの地記念館。

長女次女には難しすぎてすぐ退館。


かなりマニアックな内容でした〜。