創業は室町時代!?八丁味噌のまるやで味噌蔵見学。 | 大工の休み時間

大工の休み時間

三島建設の2代目大工が書く日記です。
大工成分は少なめです。

こんばんは。

味噌蔵を探検しました。

2代目大工の三島です。



今日は家族&嫁さん友人家族でお出かけ。

向かったのは愛知県安城市。


レジャープールのマーメイドパレス。

スライダーや流れるプール、波のプールもある施設。

みんなで心ゆくまで遊んできました。



でも安城までは遠い。

高速で1時間半。


このまま帰るにはややもったいない。



そんなワケでやっぱり寄り道。

やってきたのはお隣の岡崎市。


まるや八丁味噌です〜。


たくさんの味噌製品。

でも目的はコレではない。



味噌蔵の見学ができるのです!


案内の方に導かれてレッツゴーです。



入る前にもう香りがすごい。

うひゃ〜。

コレは強烈だ。



まずは八丁味噌の説明。

使うのは大豆と水と塩のみ。

蒸してから麹菌をかける。


それをオケに仕込んで二夏二冬。

2年かけて完成するのだそう。


ゆっくり時間をかけるのが美味しさの秘密。

東海圏の人なら必ず食べたことありますよねぇ〜。




ではいよいよ味噌蔵へ。

コレが仕込み中の八丁味噌です!


デーン!

木の樽に石積み。

まさに伝統的。



それもそのはず。


まるやさんの創業はなんと……




1337年!


計算すると687年前!?



江戸時代どころではない。

創業はなんと室町時代。


南朝と北朝の対立。

南北朝の始まりの年なのだそう。


足利尊氏とか後醍醐天皇とかの時代。

もはや想像すらできませんよね!




そんなワケで伝統をとっても重視。

でも適当に石を積むのではない。


ちゃんと考えてある。



石の形を見ながら丁寧に。

小さな石と大きな石を組み合わせ。


まさにコレはお城の石垣と同じ。

野面積みという積み方。



そして最後の一番上は丸い石。

名前はまんじゅう石。

コレが全体を支えてくれる。


熟練の石積みはとっても丈夫。

地震で崩れたことはないんですって。


すごいもんですよねぇ。





そんな味噌樽がたっくさん。

でも樽だけではない。


この蔵もなかなかスゴイ。

建てたのは230年前!

日本らしい老舗の雰囲気がありまくりです。




最後はお楽しみ。

コンニャクを味噌でいただく。

シンプルに美味しい食べ方。

特に3年生次女はお気に入り。


また食べたいと大興奮。

八丁味噌、しっかり覚えたかな?




門の向こうは東海道。

ココでもしっかり歴史を感じます。



お土産屋にはコンニャク用味噌ダレを購入。


味噌樽の前では記念撮影。


何百年も愛されてきた信頼の味。
それを支える工夫や技術。


歴史も製法も味も。

八丁味噌の豆知識(?)をしっかりと吸収して楽しんだ岡崎のまるや八丁味噌見学だったのでした。










なお東海道を挟んだ向かい側。

そちらも伝統的な味噌蔵がある。

創業から380年。

観光に力を入れているカクキューさん。


もちろんコチラも楽しんで来ましたよ!


行く時はセットでお楽しみください〜。