廃油のリサイクル。苛性ソーダで子どもたちと石けん作り。 | 大工の休み時間

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三島建設の2代目大工が書く日記です。
大工成分は少なめです。

こんばんは。

みんなで石けんを作りました。

2代目大工の三島です。



ある日届いた紙袋。


中身はちょっと危険物。


名前は粒状苛性ソーダです。

化学的に言うと水酸化ナトリウム。

コイツはかなり危険物!


水に溶かすと強アルカリ。
皮膚についても目に入っても危ない。


しかも水と反応して急激に発熱!
沸騰して爆散する可能性がある。


うひゃ〜怖い。


そのためネット通販でしか買えない。

さらに用途や身分証明の提出が必要。


厳重に保管する必要がある薬品なのです。



ではそんな危険物質。

一緒に使うのはこの廃油。

廃油と苛性ソーダ。



そう、石けんを使ってみるのです!




うちの母も昔よく作ったと言ってました。


当時は苛性ソーダの保管制限なし。

薬局で安く売っていたそうです。


事故も多かっただろうなぁ。




さっそく石鹸の作り方を調べる。

使うのは牛乳パック。


そして水に


原料の廃油。

混ぜる竹串と苛性ソーダ。



危ないので全て計量済み。

場所も通気性の良い場所。


ガレージでやる事にしました。

いよいよ実験開始です!



作り方自体はとっても簡単。

牛乳パックに全部入れる。


そしたらひたすら混ぜる!

うおおおお〜。



うおおあ!?



あああ!



熱っ!




かなりの発熱。

さすが危険物。


激しく混ぜると危険。

飛び出さないよう混ぜまくります。



少しずつ固くなる廃油。

竹串が立つくらいになりました。


でもまだまだ混ぜる。

混ぜ時間はなんと20分!



コレは暇〜





なのでコチラも事前に対策済み。

選んでおいた猫動画を見ながら混ぜる。

混ぜながらの動画視聴。

でも怪しい実験にしか見えませんね。



最後はホチキスで封をする。

出来上がりは3週間後。

ふふふ。
待ち遠しいなぁ。

みんなでやり切った達成感。
安全にできた安堵感。

疲れた腕を振りながらカレンダーにその完成日を書き込んで未来の楽しみも一緒に作った廃油石けん作りだったのでした。







なお気になる完成品はコレ。

普通に泡立って使えました。


でも匂いは天ぷらだな。

しばらくお風呂で使うとします〜。