文春文庫『考えるヒント 3』小林秀雄  その2 | ひろのブログ

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文春文庫『考えるヒント 3』小林秀雄  その2

となります。 にっこり


前回のブログ記事は、以下の通りです。


文春文庫『考えるヒント 3』小林秀雄  その1

アメーバブログ記事より



文春文庫『考えるヒント 3』小林秀雄  その1 アメーバブログ記事 


目次となります。
凝視

目次

信ずることと知ること 8 (28)
生と死 36 (13)
美を求める心 49 (13)
ゴッホの病気 62 (18) ☚今ココ
ドストエフスキイ七十五年祭に於ける講演 80 (47)
喋ることと書くこと 127 (10)
政治と文学 137 (36)
悲劇について 173 (8)
表現について 181 (30)
私の人生観 211 (75)
歴史と文学 286 (36)
文学と自分 322 (24)

解説 江藤 淳 346 (5)

以上です。

この『考えるヒント 3』は、〈小林秀雄講演集〉
と副題?が付いております。
厳密には、講演録以外もあるようです…。

参考に、各評論の初出及び講演について掲載して置きます。
凝視


信ずることと知ること 
(昭和49年8月,国民文化研究会の九州霧島講演に基づく)
生と死 
(文藝春秋祭りの講演速記に基づく.
昭和47年2月,「文藝春秋」)
美を求める心 
(昭和32年2月,『美を求めて』)
ゴッホの病気 
(昭和33年11月,「藝術新潮」)
ドストエフスキイ七十五年祭に於ける講演 
(昭和31年8月〜10月,「文學界」)
喋ることと書くこと 
(昭和29年1月,「新潮」)
政治と文学 
(昭和26年10月〜12月,「文藝」)
悲劇について 
(昭和26年6月,「演劇」)
表現について 
(昭和25年5月,「展望」)
私の人生観 
(昭和24年10月,『私の人生観』)
歴史と文学 
(昭和16年3月〜4月,「改造」)
文学と自分 
(昭和15年11月,「中央公論」)

以上です。
凝視

最初の評論(講演内容)について、少し紹介します。
にっこり

1.ユリ・ゲラーの念力実験
2.ベルグソンの念力に関する文章
「生きている人のまぼろしと心霊研究」
1913年 ロンドン心霊学協会での講演
3.柳田國男の書籍から
「故郷七十年」「山の人生」(大正14年)
「遠野物語」「妖怪談義」
睡眠導入剤の効能を期待して読み始めたのですが、
主に講演内容であることと、小林秀雄氏の熟年期の評論である為か、読みやすくなっております。
にっこり

ここで、柳田國男氏の書籍の紹介をして置きます。

『故郷七十年』(柳田 國男)講談社学術文庫
講談社BOOK倶楽部 ウェブサイトより








遠野物語・山の人生 
岩波書店 ウェブサイトより







『妖怪談義』(柳田 國男)
講談社学術文庫
講談社BOOK倶楽部 ウェブサイトより





次の評論「生と死」では、小林秀雄氏の大学時代
(東京大学フランス文学科)のエピソードを少し記述してあります。
学生身分で文藝春秋社から原稿料を貰って、匿名の埋草原稿を書いていたらしいです。
このときの原稿料が、一枚につき当時のお金で2円だったということです。
凝視

当時(約100年前)の金銭価値は、カレーライスが15銭で、家賃が16円との事です。
これを、カレーライスのお値段で推定しますと、
令和6年現在600円と仮定しますと、1円=4,000円
となります。
原稿料一枚8,000円ですね。
凝視

ちなみに、『なか卯』の並和風カレー🍛が490円です。
また、三郷駅付近の『珍來』のカレーライス🍛は、780円ですね。
驚き

この講演当時(昭和47年2月)のカレーライスのお値段は、200円との事です。
にっこり

もう一つエピソードが、当時の借家は使っていない部屋もあり、空いた部屋は紙屑籠🗑代わりに使用していたようです。
掃除はしないで、ごみ屋敷?になったら引っ越ししていたようです。
真顔驚き驚き驚き

100年前は、それでも良かったのでしょうか?
有機系ごみ屋敷でないので、ヤバい虫は発生していなかったのでしょう…。
凝視真顔

今回はここまでです。
ニコニコ