泉鏡花 『外科室・天守物語』 新潮社 その3
となります。
前回のブログ記事は、以下の通りです。
泉鏡花 『外科室・天守物語』 新潮社 その2
アメーバブログ記事より
泉鏡花 『外科室・天守物語』 新潮社 その2 アメーバブログ記事
目次となります。
化 鳥 7(40)
霰ふる 47(24)
外科室 71(20)
高桟敷 91(18)
二三羽 ― 十二三羽 109(30)
絵本の春 139(16)
縷紅新草 155(56) ☚今ココ
天守物語 211(50)
注解 東雅夫 265(17)
編者解説 東雅夫 282(10)
以上となります。
![凝視](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/629.png)
「二三羽 ― 十二三羽」の内容は、一度読んだけれどもすっかり忘れておりました。
随筆とは言いながらも、作品の最後の方は怪異と言うか、怪しい雰囲気を漂わせながら終えておりますね!
と、別のブログ記事に書き綴った事をコピペしました。
![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/615.png)
補足しますと、泉鏡花氏が(ごんごんごま)(著者は「スズメの蠟燭」と命名)と云う植物を探しに散策して、怪しい体験をする事となります。
最後の方で、著者はスズメのお宿ではなかったのかと推定しております。
![凝視](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/629.png)
関東大震災の後で、スズメのお宿があった場所を訪ねると、焼野が原であったという話しになっております。
![真顔](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/622.png)
スズメのお宿と言えば、「舌切り雀」ですね。
小生の幼少時、母親がよく昔話を語ってくれたのですが、「舌切り雀」の話は何度も聞いたと思います…。
「瘤取り爺さん」の話も好きでしたね〜
![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/615.png)
小学校の音楽♫の時間に、「舌切り雀」の歌を習って、「スズメ、スズメ、お宿は何処だ」の歌が懐かしいです。
![にっこり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/614.png)
![飛び出すハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/610.png)
まさかの「スズメのお宿」が東京都心にあったとは、知りませんでしたね〜
![驚き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/619.png)
小生の個人的な見解なのですが、昨年秋頃からスズメを見かけるようになり、まさかの地球アセンションの影響であろうか?と考えたりしております。
![驚き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/619.png)
話が違う方向へ行きそうなので戻します。
![凝視](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/629.png)
次に、「絵本の春」ですが、この作品も随筆風の小説?と言った感じです。
![凝視](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/629.png)
Xにも投稿しましたので、そこの文章を掲載して置きます。
❝ 「絵本の春」144頁
"大女の小母さんは,娘の時に一度死んで,通夜の三日の真夜中に蘇生(よみがえ)った.その時分から酒を飲んだから酔って転寝でもした気でいたろう.力はあるし,棺桶をめりめりと鳴らした.それが高島田だったと云うからなお稀有(けぶ)である." ❞
以上です。
この箇所は大した事はなくて、他に衝撃的な場面や描写がありますが、センシティブな表現として認定される恐れがあります…。
![無気力](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/624.png)
青空文庫にありましたので、リンク🔗を掲載して置きます。
興味関心が御座いましたら、ご覧ください。
![凝視](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/629.png)
泉鏡花 絵本の春
青空文庫
底本:「泉鏡花集成8」ちくま文庫、筑摩書房
1996(平成8)年5月23日第1刷発行
底本の親本:「鏡花全集 第二十三卷」岩波書店
1942(昭和17)年6月22日第1刷発行
初出:「文藝春秋 第四年第一號」
1926(大正15)年1月
入力:本山智子
校正:門田裕志
2001年6月25日公開
2012年9月14日修正
青空文庫作成ファイル
最後に、泉鏡花の『初稿・山海評判記』(国書刊行会)を紹介して置きます。
![凝視](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/629.png)
初稿・山海評判記|国書刊行会
初稿・山海評判記
国書刊行会 ウェブサイトより引用して紹介して置きます。
❝
初稿・山海評判記
泉鏡花 作
小村雪岱 画
田中励儀 編
発売日 2014/07/25
判型 菊判
ISBN 978-4-336-05761-7
ページ数 700頁
定価 16,280円(本体価格14,800円)
❞
❝ 近年にわかに評価が高まる、鏡花晩年の傑作幻想長編小説『山海評判記』の初出テキスト(初単行本化)と、小村雪岱が描いた300点近い力作挿絵全てを収めた美麗豪華本。福永武彦、種村季弘の作品論や、詳細な解題、校異、草稿も別冊に収録。 ❞
泉鏡花ファンにとっては、垂涎の的ですね〜
お値段がちと高いです…。
今回はここまでです。
![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/002.png)