最接近の火星を533倍で観よう! | [みさと天文台友の会 松本のブログ] 星も音楽もド素人なのに何故か会長になってしまった松本の悪戦苦闘の日々(会長就任8年目に突入)

[みさと天文台友の会 松本のブログ] 星も音楽もド素人なのに何故か会長になってしまった松本の悪戦苦闘の日々(会長就任8年目に突入)

みさと天文台は和歌山にある紀美野町立の天文台です。友の会は星とみさと天文台を愛する人の集まりで、ボランティアで出張観望会を開催したり、天文台でのイベントを魅力あるものにする為に活動しています。 友の会に入会すると、みさと天文台の機関誌が毎月送られてきます。

 2016年は火星を比較的大きく見ることができる年で、5月31日に火星と地球が最接近を迎えます。 地球と火星の軌道は近い位置にあるため、最接近時とそれ以外の時期では、見かけの大きさにかなり差がつきます。
  友の会では、火星観察に最適な時期に、特別装備(口径絞り装着)の大型望遠鏡でいつもより高倍率の533倍でご覧いただける、会員限定の観望会を実施します。参加人数が多くなければ、土星の533倍にもチャレンジします。地球大気の揺らぎがそれなりに小さければ、火星の精細な模様を観察することができます。
  なお、大気の揺らぎの少なさは天候とは無関係か、むしろ逆相関の関係にあります。すっきり しない天候の方が大気の揺らぎが少なくなる事が多いため、少々の曇り空でも実施します。見え方は、大気の揺らぎ次第!みなさんの運を試してみましょう!
  会員のご家族の方も参加できます。非会員の方は、当日、友の会の会員になっていただくことでも参加できます。
 日付 2016年5月28日(土)、予備日:6月4日(土)
 時間 午後9時30分より(およそ1時間を予定)
 場所 みさと天文台 星の塔
 参加 友の会会員様または当日入会の方限定、申込不要、会員の方は参加無料
 備考 雨天、曇天中止
 注意 当日は会員証またはMpcの封筒をお持ちください。
 
※口径絞りは地球大気の揺らぎによる影響を低減させ、星像を改善するための部品です。 2015年の夏に、この絞りを装着して533倍で恐ろしくシャープな、 まるでCGのような大きな土星を観望することができました。 惑星観測において大型望遠鏡のポテンシャルを引き出してくれるこの口径絞りは、 和歌山県立粉河高校の2015年度3年生理数科地学班によって製作されたものです。
先日のイベント終了後のお片づけモードの望遠鏡
半開きのドームのシャッターと仁王立ちの望遠鏡という珍しいショット
(スタッフには当たり前なんですけどね)