名称:バッハマニア 第3回 推敲
日時:2014年5月10日(土) 開演 14:00
会場:Mah!和歌山県立図書館 (メディア・アート・ホール)
和歌山市西高松一丁目7-38
出演:山名敏之・朋子(チェンバロ)
参加費:2000円(学生1000円)
お問合せ E-mail:yamana@klavi.info
バッハは一度作曲した作品を より洗練されたものへと推敲を重ねたそうです。20年近くにもわたる推敲が様々な自筆譜と筆写譜によって残されている平均律クラヴィーア曲集第二巻のハ長調前奏曲を、順を追って三段階ほど演奏し、バッハが行った推敲の過程を辿るそうです。後半は、バッハが影響を受けたと思われる作品と、バッハのフーガに触発された作品を演奏されるそうです。
推敲(すいこう)とは文章を何度も練り直すことだと思っていたのですが詳しい出典がウィキペディアに載っていました。
唐代、都の長安に科挙(官吏の登用試験)を受けるためにはるばるやってきた賈島(カトウ)は、乗っているロバの上で詩を作っていた。その途中、「僧は推す月下の門」という一句を口ずさんでから、「推(オ)す」のほかに「敲(タタ)く」という語を思いついて迷ってしまった。彼は手綱をとるのも忘れ、手で門を押すまねをしたり、叩くまねをしたりしたが、なかなか決まらなかった。あまりにも夢中になっていたので、向こうから役人の行列がやってきたのにも気づかず、その中に突っ込んでしまった。さらに悪いことに、その行列は知京兆府事(長安の都知事)、韓愈(カンユ)の行列であったため、賈島はすぐに捕らえられ、韓愈の前に連れて行かれた。そこで彼は事の経緯をつぶさに申し立てた。優れた名文家であり、漢詩の大家でもあった韓愈は、賈島の話を聞き終わると、「それは『敲く』の方がいいだろう、月下に音を響かせる風情があって良い」と言った。そして、二人は、馬を並べていきながら詩を論じ合ったそうです。このことから「文章を書いた後、字句を良くするために何回も読んで練り直すこと」を「推敲」というそうです。この故事の典故は『唐詩紀事』巻40だそうです。
だからチラシのバッハがロバに乗っているかどうかは山名先生に確認していません・・・
そうです。(確認が取れました)