星の村天文台 被災状況 | [みさと天文台友の会 松本のブログ] 星も音楽もド素人なのに何故か会長になってしまった松本の悪戦苦闘の日々(会長就任8年目に突入)

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みさと天文台は和歌山にある紀美野町立の天文台です。友の会は星とみさと天文台を愛する人の集まりで、ボランティアで出張観望会を開催したり、天文台でのイベントを魅力あるものにする為に活動しています。 友の会に入会すると、みさと天文台の機関誌が毎月送られてきます。

福島県田村市滝根町の星の村天文台の被災状況の報告がネット上に出ていたので転記します。

フォーク式65cm反射望遠鏡 が倒壊。
赤経軸シャフト部分から崩落し観客用フロアー床を鏡筒のドロチューブ部分を含み突き抜けた。
その直前まで太陽撮影をしていたので撮影の背丈を合わせるためのパイプいすを6個重ねたものやR200ssが下敷きになりつぶれました。それがクッション役になったのか鏡は割れていない様子。

直前まで太陽撮影していたEOS5D(瀬尾改造)はインターバルタイマーと共に壊滅状態。せっかく苦労して改造してくれた瀬尾さんや望遠鏡メーカーにも申し訳ない。
ドームは電源を入れて動作しようとしたが明らかにダメージを受けているようで返事?が有りませんでした。
プラネタリウムは原型はとどめているがコントロールボックスなどや支援システムが飛び散っていることから被害が見当つかない。連日その調査をしようとしていたが昨日(15日)は原発の水素爆発で避難命令を下し70km北西の自宅がある福島市に戻った。結果、詳細の被害調査は出来ていません。直接的な地震もあるが原発の影響もかなり有りそうです。

<メッセージ>この度はみなさんに心配をおかけしております。これまで大きな地震や火山爆発など自然災害で被災者になられた方々の心痛はいかばかりかと心配しておりました。それが今回は被災者となるとは思いもよりませんでした。自宅の有る福島市ではその中でも食糧や断水状態でも井戸水のためラジオの生出演で水の提供を話し、日に数百人の水汲み者が並んでいます。
3日目にはモーターが焼けましたが修理し再度給水をしております。

この処「星を見たい!」という気持ちは消え失せております。また以前のように復帰出来れば小さな望遠鏡でみなさんに星を見せて歩こうと思います。被災による怪我はお陰さまで有りませんでしたが提供できるもの(水など)がある分頑張っています。(少々気分的に余裕ができましたのでメールします。心配かけましたこと重ねて御礼申し上げます。)
(3月16日00:41:26/JAPOS-MLへの大野氏からの報告)

被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復興が成されるようにお祈りしております。