アイゼンを装着し、13:45出発。


2時間ほど登るとフィックスロープが張られた最大斜度30度の急斜面にさしかかる。今回最大の難所である。
アセンダー(登高器)使っての登攀は。ザックの荷物が肩に食い込み、バランスを崩すと滑落する。途中休むところは岩場の一か所のみ、休む間もなく、数時間の格闘の末やっとコルに出て、水分補給とエネルギー補給をする。


息苦しくはないが疲労困憊で、予定より大幅に時間がかかってしまったようだ。ここからは日影の斜面が続く。
深夜0時、C2に到着した瞬間、仲間が私の顔写真を撮った。鼻水と唾液が凍り付き、口髭のように垂れ下がっていた。テントに倒れ込むと、一瞬外した手袋に寒風が吹き付け、指先の感覚を失った。共同テントで食事をしてやっと落ち着く。一日休養日の予定が明後日天気が崩れる可能性があるという判断で、明日アタックを決行するという。連日の疲労と、睡眠時間を考えると、一瞬不安がよぎる。
3:00就寝するが、寒さと息苦しさでなかなか寝付けず。

