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津田ちゃんのブログ

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9:00起床、幸いにして無風好天。
食欲は旺盛で吐き気や頭痛など高度障害の徴候はない。ここからは宇宙服とも見れるような上下のダウンの防寒着を着用。行動食、テルモス、ゴーグル、予備のミトン、目出し帽など最低限必要なものをザックに突っ込み出発。
準備に手間取り、先発隊に遅れること既に30分、11:30であった。
やがてビンソンマシフの頂上が眼前に見えて来た。先頭を行くガイドの  ペースは思いのほかゆっくりで時々立ち止まる。我々の疲労の具合を見て、体力温存を考えてのことであると思い、元旦のうちには頂上に立てることを確信する。南極は日没がなく、気温の上昇に伴う雪崩の危険もない為、タイムリミットがない。
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イメージ 4イメージ 3しかし頂上直下の4750m地しかし頂上直下の4750m地点に達した時、先発隊が頂上から下って来た。この時ガイドから信じられないことばが発せられた。「ここで降りましょう。頂上に立てるかもしれないが、下山中の長時間、日影を歩くリスクを考えると、先発隊と一緒に下った方がいい。登山の目的は頂上に立つことではなく、無事に戻ることです」。
先ほど下山中の外国隊の中に、疲労で動けない人がいたことが頭をよぎった。
しかし見上げるとわずか100数十m先に頂上(4897m)が目の前に迫っていた。
しかしガイドの言葉は絶対で抵抗は許されない。
結局私を含む2人が先発隊とともに、ロープをつなぎ、下山を開始した。前半のスローペースを悔やみながら、無念の思いが込み上げてきた。C2に戻ったのが、深夜1:30.出発して14時間が経っていた。
転がり込むようにテントに横たわる。隣のテントでの笑い声を聞きながら、無事に帰還したことの安堵感とペース配分ミスの無念の思いが交錯した。
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