7/18 羅臼岳で熊に遭遇
霧雨の中、羅臼岳に向けて登り始めて1時間後、5:45、標高600m地点、先行する登山者が立ち止まる。
「熊だ!」 約10m前方に親子熊がこちらをうかがっている。
熊スプレーを片手に身構えると、母熊は木によじ登り、木を揺らして威嚇を始めた。
2m以上とも思える体長が明らかになり、頭上から見下ろされると思わず恐怖で一瞬立ちすくむ。
やがて右前方に移動するが、にらみ合いが続くこと約1時間。
登山者は10数名の集団になり、その中にいた地元ガイド二人に身を託す。
①大声で話しながら、固まって通りすぎること。
②絶対熊の方を見てはいけない。
③鈴は鳴らしてはいけない(至近での鈴はむしろ熊を刺激する)
④熊スプレーは先頭と、最後尾が持つ(後ろに回り込み襲う可能性がある)
無事通過。ヤレヤレ。(ノ・ω・)ノオオオォォォ!-怖かった!


何度も頭を枝にぶつけ、そして雪渓を歩く。
標高700mを過ぎたあたりから、幹が垂直に伸びるトドマツ、ミズナラから一変、ダケカンバの枝が水平に広がり、行く手を遮り、何度も頭を打つ。過酷な積雪の多さを感じさせる。
やがて数百メートルに及ぶ雪渓を軽アイゼンを装着し登る。ここはひんやり
した別世界だ。


羅臼岳山頂は360度のパノラマ
前方には硫黄岳まで続く知床半島を貫く知床連峰。後方を振り返れば遠く斜里岳。右手に国後島の山々の絶景である。

