こんにちは
ママがイライラしなくなる
親子の絆が深まる
行きたい学校に合格する
中学受験合格メソッド
元東京大学研究員、
受験コンサルタント
メンタルコーチの
神西美佐です。
もう11月となりました。
毎日のように中学受験ママさんとセッションさせていただいております。
みなさん、本当によく頑張っておられます。
最近は働くママさんも増えましたので
土日と平日の夜にセッションが立て込みます。
まだ志望校が定まらない、
というお悩みのママさん(お子さん)も。
ここにきて、やはり
塾から「志望校変更」と言われてしまったり、
子ども自身が本当に行きたいと思える学校が見つかってなかったり。
併願校をどうしようかと悩まれていたり。
6年生ママさん、お子さんのために
あれこれと考えを巡らせております。
今日はこの6年生の受験まであと2ヶ月半〜3ヶ月となった今だからこそ
受験スケジュールを組むためにも必要な
志望校の決め方について書かせていただきます。
もしもう志望校は固まっている!という方も
今一度、以下のワークをやってみて、決意を固めていただければ幸いです。
小6の秋、志望校の決め方
この小学4年生から6年生というのは
とても成長期で
思春期の入り口に差し掛かる
そして、
自分を少しずつ客観的に見えるようになったり
自尊心や自我の芽生えなど
精神的にも成長してくる時期です。
(親的に、”厄介な時期”なのです。苦笑)
志望校がなかなか定まらないのは、
お子さんの能力が今の能力で見ていたり
お子さんのことが理解不足だったりしますので、
以下のStepとワークを通して、
子どもと自分と向き合っていきましょう。
- Step1 子どもの性格、価値観、強みを把握する
- Step2 親の子育て価値観を絞る
- Step3 今の教育の流れを知る(大学受験や就職の現状)
- Step4 中学受験について親の考えをまとめる
- Step5 対象となる学校を絞る、情報収集、実際に見る
- Step6 過去問との相性チェック、受験スケジュール確認
- Step7 腹をくくる
Step1子どもの性格、価値観、強みを把握する
以下の質問をノートに書き出してみてください。
「子どもが幼少期〜小学校低学年でハマった遊びは何ですか?」
「子どもは、何をしている時、心が満たされていると思いますか?」
(以下、「子どもは」省略)
「好奇心旺盛?興味は幅が広い?狭い?」
「どんな大人が好き?どんな大人は嫌い?」
「どんなお友達が好き?どんな友達は嫌い?」
「どんな性格だと、周りの人から言われますか?」
「本人は、自分のことをどんな特徴があると思っていますか?」
「内向的?外交的?」
「子どもが尊敬する(憧れる)人は誰?どんな人?」
「なぜその人を尊敬する?(憧れる?)」
「子どもの将来の夢は?やりたいことは何?」
「子どもが、今、一番大切なことは何ですか?」
「子どもが、どんな強みがありますか?(強みとは、本人がすごい努力をしなくてもできてしまうこと)」
「子どもが、我慢してまでできることは何?」
「子どもが、心が落ち着く場所はどんな場所?」
「子どもが、どんなシチュエーションにワクワクする?」
わからないものについては、本人に聞いてみてくださいね。
Step2 親の子育て価値観を明確にする
これまでの子育てを振り返ってみましょう。
出産してから今まで、いろんなことがありました。
嬉しかった時はどんな時?
辛かった、苦しかったのはどんな時?
よかった時、楽しかったのはどんな時?
悲しかったのはどんな時?
これまでの子育てで後悔しているのはどんなこと?
ノートに書き出してみましょう。
それぞれの理由も一緒に書いてくださいね。
そこから、最後に
「自分がこれから先、子育てで一番大切にしたいこと(これだけは外せないこと)」
を書き出してみてください。
それが子育ての軸となります。
Step3今の教育の流れを知る(大学受験や就職の現状)
私は二人の娘がいて、上が20歳(大学3年)
下が18歳(高校3年)です。
長女は、中学受験と大学受験をしました。
次女は、公立中だったので、高校受験でした。
長女は一般受験で中学受験、大学受験を経験し、
今、まさに就活真っ最中!
インターンシップが始まっています。
次女は、公立高校受験の予定で準備してきましたが
急遽、推薦に変更して、私立高校に進学。
附属高校だったので、
指定校推薦で失敗、
内部推薦で大学が決まりました。
これまで、中学受験と高校受験のサポートは、
関東、関西をはじめ、
宮城、沖縄、山口、沖縄とさせていただきました。
またICTのサポート職員として、
小学校に席を置き、現在の小学校の様子など
目の当たりにしています。
教育者、石田勝紀先生の元で
ママカフェ認定ファシリテーターとして
活動も8年となりました。
こうしてみると、本当に日本の教育は大変革の時代を迎えています。
(世界で見ると、遅すぎるのですが)
大学受験もどんどん思考型に変わってきているし
一般受験は今は半分ほどで、後の半分は、
推薦(総合型、学校型、自己推薦、指定校推薦、内部推薦)となってきています。
高校では、探求学習、情報という新しい教科が増えています。
大学では、データサイエンス学部、まちづくり学部など
新しい学部がどんどん毎年できています。
小学校では、それを見据えて、
「思考力、自己表現力、創造力」
そして、主体的な学びを推し進めていて
プログラミング教育、
英語教育もあります。
キーワードは「多様化」です。
それに伴うかのように、不登校数も過去最多を毎年更新しています。
子育ても中学受験も学校教育も
いろんな形に変化が求められているのですよね。
長い目で見て、今の小学6年生、12歳の子があと10年後、
社会に出るときなんて、
信じられないような世界になっているでしょう。
それを見越して、親は、子どもに
「考える力」「想像力」「意思」「行動力」「自己肯定感」
を育んでいかれるといいのではないでしょうか。
今の中学校の大学合格実績を見ても、
これは、大きく変わる可能性があるので、
判断材料としてはあまり当てにならないでしょう。
Step1で書き出した
お子さんの性格や強みを発揮できる場所は
どんな環境かを考えてみてください。
そして、この日本の教育界の変革でも、
親御さんがそれを見据えて
我が子にあった道を示してあげるのがいいかと思います。
ただし、親の考えを押し付けたり
親の価値観ばかり押し付けて
親が全て決めてしまうのではなく
親の考えや意見を伝えて
どうするかは、やはり本人に決めてもらうか、
まだ小学生、
決めることに慣れていないと、決められません。
そんな時は、
「失敗しても、それがよかったと思えるまで行動していけば大丈夫」
「うまくいかない時でも、それをあなたなら乗り越えられるから、大丈夫」
と伝えてあげてくださいね。
自分で決められるように勇気づけしていきましょう。
Step4 中学受験について親の考えをまとめる
最後、どんな終わり方をすると、子どもの未来にいい影響を与えられるか?
というのを考えてみましょう。
合格、不合格は、誰にも分かりませんが、
どんな気持ちで終えたいか?終えて欲しいか?
というのを考えてみてくださいね。
例えば、
「「勉強って楽しい!中学入る前に、英語もやっておきたい!」と、本人が勉強に対する意欲がある状態で終えたい」
「もし不合格だったとしても、本人の中で”やりきった!”という満足感、納得感のある終わり方をしてほしい」
「塾の先生や仲間との絆を深くして、一緒に目標に向かって進む経験をして、精神的に成長して欲しい」
そんな子どもの姿が見えたら、自分たち(親)も満足する、
ということは何でしょうか?
Step5 対象となる学校を絞る、情報収集、実際に見る
ここまで書き出してくると、
子どもにあった学校、親が求める学校像というのが絞られてくるでしょう。
さらに通学圏で探しても見つからない場合は、
寮生活も良しとすると、さらに選択の幅は広がります。
今からもう遅い、なんてことはありません!
実際に、私のお客様も、
寮生活の学校を入試1ヶ月前に決めて、
仕上げて合格された方もいらっしゃいます。
親も子も「やってよかった!」
という中学受験にしていくために
親の方が先に諦めないでくださいね。
雑誌やネット、実際に学校訪問して情報を集めていきましょう。
Step6 過去問との相性チェック、受験スケジュール確認
そしてお子さんも親御さんも
「ここだ!」という学校が見つかれば、
過去問分析と相性チェックをしていきます。
受験スケジュールも確認しておきましょう。
過去問との相性というのは、実際にお子さんが解いてみて
「嫌じゃない」という感覚です。
また具体的には、じっくり考えて解くのか、そうでないのか、
問題の傾向、質が本人の思考パターンと似ているかどうか、
を実際に何年か解いてみて、判断します。
(これについては、プロの家庭教師の先生にもご相談されるのをお勧めします)
Step7 腹をくくる
こうしてやってきたら、
最後は親御さんが腹をくくってくださいね。
不安いっぱいはお子さんもそうです。
お子さんの前で、
不安いっぱいな表情でオロオロなんてことにならないように。
どんと構えていられるよう
自分の感情をコントロールしていきましょう。
的(志望校)を絞ったら、徹底的に、やるべきことを洗い出し
やることリストをつくって、
それに向けてどの科目をどの先生に指導していただくか
スケジューリングとチームづくりをしていきます。
そうしたら、
親御さんは、もうお子さんのお食事づくり、
家庭環境づくり、
体調面のサポート、
メンタル面のサポート
にやることが絞られてきます。
そして、ご自身のメンタルの安定のために
リフレッシュや仕事に没頭していけるわけです。
小5の皆さんも参考になれば幸いです。
6年生のママさん(パパさん)、
まだ時間はありますが、
時間を無駄にはできない時期となりましたので、
ぜひ、やってみてくださいね!
LINK HEARTS・メンタルコーチ
中学受験メンタルトレーニング協会代表
神西美佐の提供するセッションは、
国際コーチング連盟(ICF)の定める倫理規定、行動規範に添ったもの、
(一社)フィールド・フローのコーチング6つの信念・あり方・スキル、
JADA(日本能力開発分析)協会 スーパーブレイントレーニング理論をベースにしております。
「本番直前期に出すべき料理と親の心構え」
AERA with Kids 中学受験体験談
9月号に掲載されました(2018年)
教育情報インターエデュの記事
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