仙台市では毎年秋に定禅寺ジャズフェスティバル(通称ジャズフェス)が行われます。
仙台市内の公園や通りがコンサート会場になり、様々なジャンルの音楽で溢れます。
私も大好きなイベントです。
今から4年前アフリカンダンスのチームの一員として初めて出演しました。
踊るときはチームで踊りますが、その中で2人で踊るソロダンスのシーンがあります。
見ている人の視線が一斉にソロダンスに集中するので、私はソロは出なくていいです。と一度断わりました。
他のメンバーは、ダンスを始めて10年以上のベテランで上手な人ばかり。私は1年未満の初心者。
ダンスに差がありすぎるわたしがソロなんて無理無理!!と躊躇しました。
メンバーに「大丈夫だよ。一緒にソロを踊ろうと」背中を押してもらい、結局ソロも踊ることになりました。
本番当日。見てくださる方が集まってきました。
私、大人になってから人前で何かを披露したことはありません。
うまくいかなかったらどうしよう。
私のつたない踊りで大丈夫かな。
そんな思いが交錯してきました。
ソロダンスが始まりました。
先輩方が素晴らしいダンスを踊っていきます。わたしは「かっこいなー。素敵だなー。」と見ていました。
自分の番が近づいてきました。
ドキドキがマックスです。
「やるしかない」腹をくくりました。
私を表現して楽しむしかない。
今できる私の最高のパフォーマンスで踊りました。
周りの目が全く気になりませんでした。
うまく踊らなくちゃ。という意識も薄れ、ただただ楽しかった。
ダンスの最中の皆さんの手拍子が、まるで私の個を祝福してくれるように感じました。
踊った後に、見てくださった方が、「元気になった。」「楽しかった。」「パワーを感じた。」と言ってくれました。
見ている方も、踊っている私たちも笑顔でした。
私がただ喜びを表しているだけで、周りも笑顔になり元気が出ると言ってくれる。
本当の貢献とは、自分を犠牲にするのではなく、自分も相手も楽しい。それが本当の貢献なんだよと教えてもらったことを思い出しました。
そうかそれはこういうことだったんだ。
「本当の貢献」の意味が、知識としてだけでなく体感したことにより、腑に落ちた瞬間でした。
感受性が強い私は相手の気持ちに敏感で、相手の嫌がることはしたくない。自分よりも相手の気持ち主体で生きてきました。
その私が、本来の自分に戻り喜びを表したら、周りの喜びとなり、幸せが循環している。
この感覚が、これからは自分の喜びをどんどん表していこう。
わたしはわたしでいいんだ。
と気づく大きな転機となり、自分の喜びを表していこうと決心した出来事となりました。
そして、私が自分の喜びを表してから、周りでも幸せが循環していくようになりました。
自分も楽しい、周りも楽しい。
小さなことから見つけてみてくださいね。
あなたの毎日に幸せの循環が増えますように♬
幸せに生きる心の使い方お話ししています