夕立受山(岡山県備前市)遊歩道終点より瀬戸内海を望む | 高橋みさ子のブログ

高橋みさ子のブログ

趣味のウォーキングを通して出逢った町や自然を
写真とともに楽しくご紹介しています。宜しくお願いします。

(夕立受山 遊歩道終点より瀬戸内海を望む 2023年4月16日撮影)

 

瀬戸内海を見渡す夕立受山(ゆうだちうけやま 標高210m)には絶景ポイントが2つあり、1つは夕立受山の山頂展望台、もう1つは山頂から20分ほど遊歩道を進んだ終点にある岩場です。

 

山頂からの眺望も素晴らしいのですが、岩場からは日生(ひなせ)諸島、長島、前島、眼下には無数の牡蠣いかだが見渡せ、まさに絶景です。

 

天気が良ければ小豆島や家島諸島も望むことができます。

 

 

 

地図で場所を確認してみましょう。(「展望所」と表記されている地点 )

 

 

(夕立受山 遊歩道終点から東を望む)

 

東に目を向けると、鹿久居島、鶴島、頭島、大多府島、曽島といった日生諸島(岡山県備前市)、遠くには家島諸島(兵庫県姫路市家島町)の島影がうっすらと見えます。

 

鶴島はキリシタン流刑地として知られ、島内にはキリシタン関連の遺跡があるそうですが、無人島で定期船もなく、いつか機会があれば訪ねてみたいものです。

 

 

(夕立受山 遊歩道終点から南を望む)

 

南に目を転じると、鴻島、曽島(以上 日生諸島)、長島、前島、小豆島が見えます。

 

鴻島は、バブル期に別荘開発が行われカラフルでおしゃれな建物が点在します。

 

一方、長島(岡山県瀬戸内市)にはハンセン病の療養施設「愛生園」があり、長く隔離政策に苦しんだハンセン病患者の皆さんの無念な想いが宿る島でもあります。

 

 

 

眼下には巨岩が積み重なり、波穏やかな日生湾には牡蠣いかだが浮かんでいます。

 

リアス式海岸が連なる日生湾は牡蠣養殖が盛んで、「カキオコ」(牡蠣がたっぷり入ったお好み焼き)は日生のソウルフードになっています。

 

 

 

眺望を楽しんでおられるハイカーの皆さん。

 

4月はミツバツツジの鮮やかなピンク色が山に彩りを添えます。   

 

 

 

動画も撮りましたので、宜しければご参照下さい。

 

ウグイスも鳴いています。

 

 

(夕立受山 山頂展望台から遊歩道への入口)

 

最後に、山頂展望台から遊歩道に入る道が分かりにくいのでご案内します。(筆者も迷いました)

 

山頂の展望台を右に見て南に進んで下さい。

 

踏み跡や赤いテープの目印があります。

 

 

 

少し下ると階段が見え、その先は一本道です。

 

ここからアップダウンを経て20分ほどで終点に到着します。

 

道中は危険箇所もなく子供さんでも行けますから、ファミリーハイキングにも向いています。

 

ただし終点の岩場は滑落の恐れがありますので、ご注意下さいね。

 

(写真)夕立受山(岡山県備前市) 2023年4月16日撮影