(備前焼 鶴首花入 ノブドウ)
備前焼の鶴首花入にノブドウを生けてみました。
ウォーキングでしばしば通る道のそばにノブドウが光沢のある美しい実をつけていましたので持ち帰りました。
今回の主役は、この色とりどりの実たち。
実の成熟度に従って乳白色から水色、瑠璃色、紫色と変化するノブドウ、その豊かなグラデーションに心が惹かれました。
とりわけ美しいのが瑠璃色。
実をお皿に集めてみると、まるで宝石箱のよう。
ノブドウは水揚げが極端に悪く、持ち帰っても翌日には茎も葉っぱも力なく撓ってしまいます。
生け花として鑑賞できるのは当日限りと心得た方が良さそうですね。
(写真)備前焼鶴首花入 ノブドウ 2023年12月4日撮影