みなとの見える丘公園(楯越山)=岡山県備前市 2023年2月撮影
2022年6月、岡山県備前市日生(ひなせ) 楯越山(たてごえやま 標高129m)山頂の「みなとの見える丘公園」にハートのオブジェが設置され、日生に恋人たちの新聖地が誕生しました。
まず、地図で場所を確認してみましょう。
横浜の「港の見える丘公園」と比べると広さこそ及ばないものの(そもそも東屋とトイレなどしかなく公園と呼べるかどうかも多少訝しいのですが)、瀬戸内海を一望する美しい眺望は負けるとも劣らずです。
公園というよりも展望所ですね。
ちなみに横浜は「港」、日生は「みなと」と表記分けをしています。
鐘は実際に船舶で用いられていた号鐘とのことで、高く澄んだ響きの良い音がします。
号鐘は、海運と漁業を主産業とする日生にふさわしいですね。
この「幸福(しあわせ)の鐘」は、日生ライオンズクラブ認証40周年記念事業で設置されたとのこと。
説明板を読んでみましょう。
「幸福(しあわせ)の鐘
幸せに感謝して鐘を鳴らす
幸せを願って鐘を鳴らす
ふるさと日生を眺め
心に響く鐘を鳴らす
世界に響けと鐘を鳴らす
平成十四年六月
日生ライオンズクラブ認証40周年記念事業」
ライオンズクラブの皆さんは、それぞれの地域で献血推進活動など様々な社会奉仕活動に取り組んでおられますので、本当に頭が下がります。
さて、鐘は当初1個でしたが、2022年の日生ライオンズクラブ認証60周年記念事業で1個追加され、同時にハートのオブジェも設置されたようです。
認知度はこれからと言ったところですが、いつか県内外から多くの人が訪れると良いですね。
(みなとの見える丘公園)
左手に恋人たちが永遠の愛を誓い南京錠を掛けるハートロックフェンスが映っています。
「南京錠の重みで柵が変形、倒壊する危険があるので撤去します」と言うニュースをたま〜に耳にしますが、未だ未だ隙間がありますから当面は撤去されてしまう心配はなさそうです。
南京錠1個の重さなどたかが知れていると思うのですが、塵も積もればなんとやらで貯まると相当の重量になるようです。
(みなとの見える丘公園からの眺望)
近くに見える島々は日生(ひなせ)諸島(長島を除く)、遠くの島影は小豆島。
牡蠣筏がいくつも見えます。
日生湾は牡蠣養殖が盛んで、カキオコ発祥の地でもある日生にはカキオコの名店がいくつもあります。
牡蠣のオフシーズンは冷凍牡蠣を使ったお好み焼きが提供されますから、年中美味しく頂けます。
(みなとの見える丘公園からの眺望 パノラマ合成写真)
左手の白い橋は「備前♡日生大橋」。
備前市役所建設課に問い合わせたところ、「備前♡日生大橋」は正式名称とのこと。
日生はやっぱり愛に溢れている!?
(写真)岡山県備前市日生町日生 みなとの見える丘公園(楯越山) 2023年2月26日撮影