(旧岡山スカイガーデンロープウェイ山頂駅より岡山市街を望む)
2007年 岡山スカイガーデン(前身 京山ロープウェー遊園)の閉園に伴い廃止となった京山のロープウェイ。
ゴンドラやロープは撤去され現存しませんが駅舎はほぼ当時の姿をとどめ、山麓と山頂の駅を結ぶ山腹は登山道として整備され、気軽に徒歩で京山に登ることができます。
標高約80mの京山山頂からは岡山市街が一望でき、山頂には遊園地時代の名残り 退役した本物のF-104J戦闘機が今も大切に保存展示されています。
そんな京山の登山道や、「京山ソーラー・グリーン・パーク」に変わった現在の山頂の様子などを二回に分けてご紹介します。
今回は京山の登山道のご案内です。
それでは本題に入りましょう。(^-^)
まず、旧山麓駅の様子です。
(旧岡山スカイガーデンロープウェイ 山麓駅 2020年6月撮影)
ロープウェイの廃止から13年が経過していますが、色褪せずきれいですね。こちらは立入禁止です。
斜めの屋根のある所がロープウェイの乗降場だった場所です。
道路を隔ててすぐ前に登山口があります。
朝夕の開門や閉門は池田動物園のスタッフが担当しておられるとのこと。
「ソーラーパークは5時に閉門します。」と書かれていますが、池田動物園の開園時間に開門し、閉園時間に閉門しますので、閉門時間は月によっては4時半になる場合があります。
池田動物園の営業時間(2020年6月現在) 4月~10月:9:30~17:00
11月~3月:9:30~16:30
施錠後は門から出られなくなりますのでご注意下さい。
さあ、それではいよいよ標高差約80mのプチ登山スタートです!
門を入って振り返った所です。
勾配が急なので、くねくねした坂道を登っていきます。
白い建物はロープウェイ施設の名残りなのか何なのか分かりません。
すぐ横に池田動物園の園内通路が見えます。
池田動物園も同じ京山の裾野にありますので、こちらも結構な勾配です。
動物の鳴き声がけたたましく聞こえてきます。
ジャングルの中にいるような野性味溢れる気分です。
後で池田動物園に行きましたが、鳴き声の主はフラミンゴだと分かりました。
雑木林の森の中、擬木の階段を一段一段登っていきます。
「中間地点 もうひと頑張りです!」
段差が大きい所もあります(写真では分かりにくいですが)。
コンクリートの階段が見えてきました。もうすぐ山頂駅です。
山頂駅が姿を現しました。
スチールの階段を上ります。
到着です。(^-^)
山麓駅は立入禁止ですが、こちらは登山コースに組み込まれています。
山頂駅の階段にはハトのフンが沢山落ちていました。ハトの寝ぐらになっているようですね。
岡山市街の先に操山が見えます。
沢山のファミリーをお迎えした山頂駅に今は人影はありません。
色褪せない駅名看板。昨日まで運行していたかのようですね。
10分おき、混雑時は5分おきに出発していたのですね。
今でもどこかに人の気配が漂うタイムカプセルのような山頂駅でした。
さて、昭和の終わりから平成の始めに掛けて全国の遊園地が相次いで閉園しましたが、平成19年(2007年)まで開園していた岡山スカイパーク(前身 京山ロープウェー遊園)は比較的長く奮闘した遊園地でした。
岡山の皆さんにとってはまだまだ記憶に新しい遊園地ではないでしょうか。
最後に、登山口の地図のご案内です。(^-^)
(写真)岡山市北区 京山 2020年6月6日撮影