豊かな詩情をたたえる琵琶湖の景色は、どこを切り取っても一幅の絵画のようです。
今回は、滋賀県大津市今堅田をウォーキング中に目にした湖畔の情景をご紹介させて頂きます。
それでは、本題に入ることにしましょう。
まず上の写真です。
遠景にうっすらと三上山が映り、湖上には釣り船やヨットが浮かんでいます。
また今堅田のこの辺りは滋賀県のヨシ群落保全条例により「ヨシ群落保全区域」に指定されていて、群落を形成すべくヨシが植えられていますが、今ひとつ成長が乏しいようです。
滋賀県が設置した解説版。
琵琶湖にはこうしたヨシ群落保全区域がいくつかあるとのことです。
魚や水鳥の揺かごですから、大切にしたいですね。
ところで、先ほどから気になる琵琶湖に突き出た何やら得体の知れない鉄の構造物、
これは一体何なのでしょう?
鉄の構造物を辿ると、廃屋となった工場のような建物に引き込まれています。
ネットで調べましたが、分かりませんでした。m(_ _)m
筆者の勝手な推測なのですが、もしやこの建物は造船所だったもので、鉄の構造物に船を吊り下げて引き入れたり、引き出したりしていたのかも知れません。
胸のモヤモヤは晴れませんが、次に参りましょう。(^-^)
こちらは湖畔の石垣です。高さは2メートルくらいでしょうか。
石垣の上の畑です。
琵琶湖大橋がよく見えますね。
畑の奥の細い路地には、梯子に玉ねぎが吊るされていました。
さて、こちらは出島(でけじま)の灯台です。
明治8年(1875年)築造、昭和48年(1973年)に復元され、平成3年(1991年)に大津市の有形民俗文化財に指定されたとのことです。
「他に類を見ない木造の灯台」(大津市教育委員会)だそうです。
出島の灯台の脇には杢兵衛(もくべい)造船所があります。
琵琶湖で一番大きな造船所です。
あの「ミシガン」もこちらで組立作業が行われたのですね。
杢兵衛造船所越しに、浮御堂や雄琴沖総合自動観測所が見えます。
最後に、「出島の灯台」の地図のご案内です。
(写真)滋賀県大津市今堅田 2016年5月22日撮影