先日、正倉院展を観に行ったついでに、若草山に登りました。
小学校の遠足以来 ◯十年振り。(笑)
子供の頃には、芝生が限りなく広がっていたように感じました。
でも、若草山は昔と変わっていない筈。
子供の頃よりも小さく見えたのは、良くも悪くも大人になってしまった証し、と実感。(笑)
さて、上の2枚は 若草山 山頂でのスナップ。
夕方は逆光になるため、こんなシルエットになってしまいました。
若草山でもあちこちで鹿が草を食んでいました。
ここも奈良公園の一部なんですね。
若草山には三つの小ピークがあり、市街地に近い方から一重目、二重目、三重目と呼び、それぞれ稜線でつながっています。
そして、三重目には鴬塚古墳という古墳があります。(上の写真)
山なのか古墳なのか今では見分けがつきません。
ここが若草山の最高点(342m)になります。
史跡 鴬塚古墳の説明板です。
「若草山の頂上に築城されたほぼ南面の前方後円墳で、全長103メートル、前方部幅50メートル、後円部径61メートルの規模である。二段築造の墳丘には葺石や埴輪がある。埋葬施設は明らかでないが、以前に前方部西南隅で石製斧や内行花紋鏡などが出土している。
古墳の周辺には陪塚と考えられる円墳や方墳が三基確認できる。四世紀末に丘陵頂部に築造された典型的な前期古墳である。
なお、清少納言の「枕草子」に記されているうぐいすの陵がこれと言われ、古墳の名もこれからきている。昭和11年9月3日 史跡指定を受けた。 奈良県」
恐れ多くも、古墳の上に鎮座する三等三角点「三笠山」。
ここからは360度のパノラマ絶景が楽しめます。
二重目で撮影したススキ。
穂がキラキラと光ってきれいでした。
かすかに見える稜線は生駒山です。
南ゲート付近の山腹から見た奈良の街と若草山の芝生。
東大寺大仏殿の大屋根が見えます。
鴟尾が夕日に照らされて輝いています。
奈良を代表する景色です。
小学生の頃に登ったのは、今にして思えばこの一重目だったんですね。
三重目までは登山ゲートからは半時間程で到着します。
二時間もあれば、ゆっくり景色を楽しみながら行って帰って来れます。
(参照) 奈良県 奈良公園管理事務所「若草山」 (外部リンク)
山の背後を走る新若草山ドライブウェイを利用すれば、小さなお子さん連れでも三重目なら気軽に登ることができます。
奈良の街を眼下に一望でき、そのうえ鹿とも触れ合える若草山山頂。
カップルには夜景がいいかも知れませんね!!
(写真)奈良市 若草山 2013.10.27 撮影
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(C) Misako Takahashi 2013