№1616『おとん』 | グランマみさ子の≪絵本がつむぐ愛と平和≫

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絵本から広がる・つながる愛と幸せ。誰もが愛に満たされ、幸せに生きられる世界を夢見て。ちいさな一歩を踏み出します。

(一財)絵本未来創造機構認定の

EQ絵本講師 渡辺みさ子です。

 

2020年2月より、日々感じる思いを、

絵本の紹介とともに、書きつづっています。

 

 

№1616 落ちは、おかん孝行

「家を追い出されたから、そっちへ行くわ」

息子からの急な電話。
まさか離婚?

何事があったのかと思いきや、
インフルエンザにかかったので、
我が家に避難させてほしいとのことでした。

正確には、お父さんが大好きで、
まとわりつく孫たちからの避難です。

それにしても、息子の物言いは、
時として驚かされる。
そして結果として笑わされる。

夫がひっかかったことがありました。

その日、理由は忘れたけれど、
朝から私が夫に辛辣な態度だったのです。

私がスーパーへ買い物に行っていたら、
そこへ夫が血相を変えてやってきました。

「おったんか!」

夫が血相を変えた理由は、
玄関の張り紙を見たからです。

「私を探さないでください」

息子の仕業でした。

何も知らなかった私は大笑い。
そして夫は照れ笑い。

何が原因で喧嘩をしていたのかも、
ぶっ飛んでいました。

又、ある時、結婚して2年、

孫が生まれる兆しがない息子に向かって、
夫が言いました。

「おい、いつになったら生まれるんや」

すると息子がにやりと即レス。
「わかった、俺が明日産むわ!」

いつも何かひねりを入れて話す息子ですが、
熱にやられている間は何も言わず。
今朝は熱が下がったと起きてきました。

そして一言、
「おかん、夜は寝れてるのか?」

普通に言えるんや!

看病で息子孝行したつもりでしたが、
落ちはおかん孝行でした。

❤今日の絵本
『おとん』

ぶん/平田昌広 え/平田景
(大日本図書)

なんやなあ。
うちのおとんは なんで こう 
だらだらしとるんやろか。
おとんは、おとんって 
よんどるから あかんのやろか。
そこで、お父さんの呼び方をいろいろと試した息子。
パパ、おとうさま、ちちうえ、おとっつあん、
ばあばあ…
結局反応があったのは…
子どもから見た父親像。
いろんな呼び方で、イメージが変わるほんわか話。

 

 

 

 

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