№1607『二平方メートルの世界で』 | グランマみさ子の≪絵本がつむぐ愛と平和≫

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絵本から広がる・つながる愛と幸せ。誰もが愛に満たされ、幸せに生きられる世界を夢見て。ちいさな一歩を踏み出します。

(一財)絵本未来創造機構認定の

EQ絵本講師 渡辺みさ子です。

 

2020年2月より、日々感じる思いを、

絵本の紹介とともに、書きつづっています。

 

 

№1607 回復後に一番やりたいことは

茹でただけの素麺、つゆは市販のもの。
熱がある時、これだけで十分でした。

薬味なしの素麺、
トッピングも何もなしだなんて
元気な時だと、ありえない食卓です。

でも熱があると、
逆にそういった余計なものがいらない。
素素麺がよいのです。

熱がある時、ない時で、変わる私。

いいえ、他の時でも、瞬時、
私は変わっているのではないかしら?
気がつかないだけで…

としたら、
私はこういう人だなんて言いきれない。

というか、
私は私をどれだけわかっているのだろう。

というか、
私は私をわかっていない気がする。

素素麺を食べながら、
そんなことを思っていました。

今回の発熱が、
私を見つめ直す機会を与えてくれたのは確か。

回復後に、一番やりたいのは、
この延長で自分ウォッチングかなあ。

❤今日の絵本
『二平方メートルの世界で』

前田海音/文 はたこうしろう/絵
(小学館)

病室のベッドの大きさは、
たて約2メートル、はば約1メートル。
そのまわりをぐるりと囲うカーテンの中が、
入院中の私の世界の全てで、
寝る、食べる、遊ぶ、勉強するなど、
だいたいのことはカプセルみたいな空間ですます。
ここでわたしはいろんなことを見たり、
聞いたり、感じたりする…
「病気を経験すると、誰かに助けられ支えられながら
生きていると実感することが多い。
それが私らしい人生なのかなと思う」
脳神経の難病を抱える小学5年生、
前田海音さんの作文が絵本化。
狭い隔離された空間でも、希望の世界は広がる。

 

 

 

 

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