№1546『ぎょうれつ ぎょうれつ』 | グランマみさ子の≪絵本がつむぐ愛と平和≫

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絵本から広がる・つながる愛と幸せ。誰もが愛に満たされ、幸せに生きられる世界を夢見て。ちいさな一歩を踏み出します。

(一財)絵本未来創造機構認定の

EQ絵本講師 渡辺みさ子です。

 

2020年2月より、日々感じる思いを、

絵本の紹介とともに、書きつづっています。

 

 

№1546 効率的な運動会、親子で動物的

時代なのか、異文化なのか。

久しぶりに小学校の運動会に参加して、
様変わりを感じました。

まず、保護者への観覧マナーについて、
第一次、第二次と連絡があり、
びっしりと協力事項が書かれています。

受付では、運動会用保護者証を提示すること。
忘れても、紛失しても受け付けないこと。

観覧エリア最前列は、
競技をしている学年の保護者優先で、
競技ごとに入れかわること。

立ったまま観覧するのが原則で、
観覧エリア内では、競技場から離れた
後部でも座り込むのは禁止。

疲れたら体育館へ移動し、休憩すること。

プログラムとは別に、
孫が自分の出番について書いた
プリントを持ち帰りました。

赤組に所属していること、
リレーは16番目に走ること。

その間、並んでいる場所など、
絵を描いて保護者が、
我が子を見つけやすいためのお知らせです。

校門を入ると、注意事項が日本語、中国語、
韓国語、その他の言語で表示。

義務教育学校なのですが、国際色が豊かなのです。

校長先生や先生たちの挨拶は
「頑張りましょう」が連発。

「スローガンは、誰もが主役になれる運動会です!」

4年生の男の子と、女の子が、声高らかに宣誓し、
児童全員の体操から始まりました。

たくさんの児童がグランドに広がり、
保護者達は一斉に我が子を見つけるまなざしへ。

娘も、娘の夫も、もちろん祖母の私も!

「おった~!
 あの、ほわ~っとしたオーラ出しとる子や!」

娘の見つけ方に苦笑、
ルール尽くしの場で、からだがゆるみました。

親子で動物的なのが、なかなかよろしい。



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❤今日の絵本
『ぎょうれつ ぎょうれつ』

マリサビーナ・ルッソ/絵と文 青木久子/訳

(徳間書店)

サムが積み木で遊んでいると、
「ごはんですよ」とお母さんの声。
「ちょっとまって」と答えて、
サムは、積み木を並べ始めました。
ぎょうれつ、ぎょうれつ、積み木のぎょうれつです。
積み木がなくなれば、おもちゃやくつや、
見当たるものを並べます。
部屋を通って、廊下を通って、玄関から、
あとちょっとでお母さんがいるところで、
並べるものがなくなりました。
するとサムは…
子どもの遊びをおおらかに受けとめる
お母さんの姿がすてきです。

 

 

 

 

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