№1458『ねんねんよ~』 | グランマみさ子の≪絵本がつむぐ愛と平和≫

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絵本から広がる・つながる愛と幸せ。誰もが愛に満たされ、幸せに生きられる世界を夢見て。ちいさな一歩を踏み出します。

(一財)絵本未来創造機構認定の

EQ絵本講師 渡辺みさ子です。

 

2020年2月より、日々感じる思いを、

絵本の紹介とともに、書きつづっています。

 
 
№1458 伝統行事の表と裏

昨日は、いろいろなひな祭りを感じた日。

朝、孫と一緒にひな人形を飾りました。
こんな嬉しい日がくるとは!

ちょっとウルウルな時間でした。

そして午後からの絵本サロンでは、
「うれしいひな祭り」を皆さんと一緒に歌いました。

絵本の合間に童謡唱歌を
担当してくれている友人の説明によると、
この歌には間違いがいくつかあるとのこと。

大きな間違いは、
2番の歌詞「お内裏様とおひな様」のフレーズ。

お内裏様とは、男雛と女雛、二人を指し、
おひな様とは、すべての総称のこと。

この歌詞だと、お内裏様が男雛を指し、
おひな様が女雛をさすことになります。

間違いに気づいたサトーハチローさんは、
そのことを恥じ、
歌われることを苦々しく思っていたそうです。

そんな間違いはあったとしても、
私たちは定着した歌詞に、
より親近感を感じて歌いました。

そして、そのサロンに参加していた方が
婦人部長をしている婦人会が解散するという、
残念なお知らせがありました。

毎年、3月3日には、
おひな様集会で、
「うれしいひな祭り」を
みんなで歌っていたのですが、

コロナ以降活動休止、
動き出すことができなくなったようです。

一日で、ひな祭りに関することがあれこれ。
伝統行事の表と裏が味わい深い。

❤今日の絵本
『ねんねんよ~』

~こどもにうたってあげるこもりうた~
え/ましませつこ
(童話館出版)

江戸のこもりうた 
こうしのこもりうた
島原のこもりうた
くもはあっぱい
ねんえんねやまの こめやまち
「日本のこもりうたは、もともと、
貧しい農村から出てきた子守娘の、
いろいろな思いが歌という形をとって
自然に生まれたものです。
そこには、辛い思いと同時に、
「相手を愛おしく思い、大事に思う」という、
人間としてもっとも自然な気持ちが、
素朴なかたちで込められています。
わたくしたち日本人が、こもりうたのなかに、
独特の鼓動をみいだすことができるのも、
おそらくそのあたりにあるのでしょう」
西山志風(慶應義塾大学言語文化研究所 教授)
『歌ってあげよう、こもりうたを』より抜粋

 

 
 
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