北アルプス黒部源流域-08/27-30 | カヌーイストなラガーマン

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以上を徒然なるままに書いています。

天気:晴れ

メンバー:Gくん
折立登山口2025.08.27 09:00~折立登山口2025.08.30 16:00
 
 
学生時代にニジェール川を1ヶ月半かけて川下りした某探検部出身のGくん。
 
ラナパパさんを通じて知り合った川仲間でもあり、
 
黒部プロジェクトのメンバーでもある彼と3泊4日かけて

黒部源流域の山旅をしてきました。

当初天気がどうかなぁって感じでヤキモキしてましたが、
 
最終確認すると、
 
初日が雨で後の3日は天気というベストコンディション。
 
初日は山小屋泊まりなので全く問題なしです。
 
いやー、天気に恵まれました。
 
 
(DAY1)
 
待ち合わせ場所のアルペン村で4月以来の再会。

 

 

とりあえず折立駐車場へ。

 

平日でもあり、

 

薬師沢キャンプ場がクマ騒動で閉鎖されている影響もあるのか、

 

登山口に近い場所に車を停めることができました。

 

準備を済ませて9時に出発。

 

5年前も一緒にスタートしたなあ。

 

ちょっと感慨深い。

 

 

Gくん、

 

そのテキトーな感じがとても面白く

 

周りをハラハラさせながらも

 

場を和ませるそのキャラ。

 

癖になります。

 

早速履いていた登山口のソールがベロンっと剥がれて、

 

こっちが焦ったものの、

 

トレランシューズも持参してきたので、

 

そちらに履き替えてベロンっとなった登山口はアラレちゃんでデボ。

 

やれやれ(笑。

 

 

お互いの近況や共通の知人の話で早速ギア全開で盛り上がり、

 

さくさくと登っていけました。

 

 

この日の天気は予報通り悪いものの、

 

雨がパラパラな感じでカッパするまでもなく、

 

 
涼しい中テクテクと。
 
 
いつの間にやら12時過ぎに太郎平小屋に到着。
 
そして到着した途端に雨が本降りに。
 
いやー 助かった。
 
チェックインを済ませ、
 
早速ビールと、
 
 
5年ぶりの太郎ラーメンを。
 
 
寝床で小屋にある漫画を読み漁って時間を過ごしていると、
 
夕方にはすっかりと天気に。
 
幸先いい感じ。
 
 
(DAY2)
 
朝4時過ぎに起床して 小屋で作ってもらったおにぎりを。
 
5時過ぎに出発。
 
 
太郎平小屋 無茶苦茶過ごしやすく快適でした。
 
 
この日はバッチリ快晴。
 
遠くに白山も。
 
 
標高を上げるにつれ 北アルプスの山々もお出ましです。
 
 
まずは赤木岳に。
 
 
抜けるような空で、登るのはきついものの
 
周囲を見渡せばサイコーの眺望です。
 
 
後立山連峰と剱岳と立山も。
 
 
大岩ゴロゴロを抜けて
 
 
5時間かけてやっとこさ黒部五郎岳に。
 
テント道具一式担いでの山登りはきついですね。
 
 
黒部五郎岳の山頂からは 主な山が全部みれました。
 
御嶽山から乗鞍岳までもが。
 
いやはやサイコーです。
 
 
黒部五郎カールへと下山。
 
 
カールを降りきった辺りでくまさんに遭遇。
 
独り立ちしたばっかりのような感じで
 
こちらの様子を伺いながら上に去っていってくれました。
 
 
山頂からすぐだと思っていた黒部五郎山荘にやっとこさ到着。
 
 
親子丼をいただき、なんとかエネルギー補給。
 
 
そしてここから三俣蓮華岳方面への急登がきつい。
 
まあ全体的にきついんですが、ここもやっぱりきつい。
 
 
稜線に抜けると 昨年登った笠ヶ岳がくっきりと。
 
 
双六岳。
 
 
まだまだ稜線歩き
 
 
この日最後のピーク、 三俣蓮華岳。
 
歩き始めて10時間です。。。。
 
 
そして この日のテントサイトである三俣山荘へ一旦下山。
 
後にそびえる鷲羽岳が。。。嫌な感じですね。
 
あれ、明日登るのか。。。。
 
 
キャンプサイトでテント設営して早めの就寝。
 
(DAY3)
 
朝4時に起床してテント撤収してスタート。
 
 
この日は朝からそれなりの風が。
 
まあでもその分涼しいです。
 
きつい登りなので汗かかずに済みました。
 
 
ビュービュー風が吹く中 なんとか鷲羽岳山頂到着。
 
こんな状況でも登山者は結構います。
 
みなさん。。。。変態ですね(笑
 
 
ワリモ岳を通過して
 
 
分岐点に。
 
ピストンルートなので
 
ここで重たい荷物をデポして水晶岳へと。
 
 
水晶小屋に。
 
ちなみにこのエリア、北アルプスの中で一番風がきつい場所らしく、
 
今の水晶小屋は5代目とか。
 
初代と二代目は風で飛ばされたらしい。
 
という予備知識が生かされたのが嬉しい。
 
そしていくつかのニセ水晶を通過して
 
 
水晶岳に到着。
 
 
水晶小屋まで戻ると天気が回復。
 
 
荷物を回収して雲ノ平方面へ。
 
晴れると暑いですね。
 
 
歩き始めて5時間で祖父岳に。
 
まだまだ先は長いです。
 
 
雲ノ平のスイス庭園が。
 
 
雲ノ平山荘に到着してお昼休憩。
 
 
台湾風チキンライスをいただきました。
 
 
ここから高天原山荘へ。
 
 
大岩ゴロゴロのけっこうな道が続きます。
 
 
ここ。。。登るのはいやですね。
 
 
高天原峠に到着。
 
翌日通過する地点なので、テント道具など大きな荷物をデポ。
 
 
身軽になって山荘方面に。
 
 
もう16時過ぎてしまいました。
 
 
念願の高天原山荘に到着。
 
直前になって二人分の空きがでたのでラッキーでした。
 
 
ここの山荘の夕食、めちゃくちゃ美味いです。
 
 
夕食後は楽しみにしていた温泉へ。
 
 
秘湯中の秘湯であり 山荘からも歩いて20分かかります。
 
いやー 硫黄の匂いがたまらん。
 
 
二人してはしゃいで 夕暮れから満点の星空まで、
 
たっぷり1時間半も温泉に浸かりました。
 
 
(DAY4)
 
朝5時に山荘の朝食を。
 
これまた美味い。
 
高天原山荘 サイコーです。
 
 
英気を養えて出発。
 
 
前日にデポった荷物を回収して、
 
 
薬師沢小屋方面を大東新道で。
 
 
大東新道とはこんな登山道。

(高天原山荘の掲示板から拝借)
 
 
まずはE沢。
 

 
D沢。
 
 
そしてC沢
 
 
この大東新道。
 
あまり利用されてないかと思いきや、
 
薬師沢小屋(反対方向)からそれなりに登山者が。
 
しかも外国の方がほとんど。
 
なんか嬉しいですね。
 
みなさん、温泉目当てのようです。
 
 
いよいよ思い出の地である B沢へ。
 
 
私もGくんもドキドキしながら 黒部川との出合い場所へ。
 
 
思ったほど急な登山道でもなくあっけなく到着。
 
いやー 懐かしい。
 
5年前、いろいろ大変だったなあ。
 
ラナパパさんとビバークして、元やんさんには助けられ、
 
いやはや でした。
 
 
感慨深くなり熱いものが込み上げているGくん。
 
なんせ この山旅のメインディッシュでしたからね。
 
 
このセクション。。。。 ダッキーで降ったんだよなあ。
 
懐かしい。
 
 
テント道具一式を担いでるとはいえ あの時の大荷物と比べたらラクショーですね。
 
 
それにしてもやっぱり黒部川は水がきれい。
 
上の廊下はたまらんですね。
 
 
B沢出合いから1時間半ほどで薬師沢小屋がみえてきました。
 
 
吊り橋を渡って小屋でしばし休憩。
 
 
太郎平までの最後の登りがきつい。
 
天気もいいのでGくん 少しバテ気味でした。
 
思い出の地に訪れることができ、
 
一仕事やり切ったのでホッとしたんでしょうね。
 
 
太郎平小屋まで戻ってきて、
 
 
最後の締めの太郎ラーメンを。
 
 
黒部川源流域をぐるっと一周した、
 
疲れたけどサイコーの山旅でした。
 
 
最後まで気を抜かずに下山開始。
 
 
登りと同じくらい時間がかかりましたが、
 
無事に折立駐車場に到着。
 
 
下山後はスーパー銭湯でさっぱりとして
 
お寿司を。
 
富山のお寿司は無茶苦茶うまい。
 
 
全体的にあっさりとしたブログになりましたが、
 
終始Gくんとは盛り上がり過ぎて、
 
笑いまくりの楽しい山旅でした。
 
山と川と温泉と食事を たっぷり楽しんだ3泊4日の山旅でした。
 
にしても やっぱ日本はサイコーですね。