天気:曇り後雨
メンバー:ソロかな?
馬返し登山口07:00~馬返し登山口13:30(山頂ピストン)
小岩井農場の牛たちは小雨降る中でも草を食んでおりました。
まさにイメージしている小岩井農場の風景です。
まさにイメージしている小岩井農場の風景です。
そして、岩手山の馬返し登山口に到着。5時くらい。
ってか。。。。。
車一台も停まってないやん。。。。
前日が雨だったのでヤキモキしている登山者がまだかまだかと待ち望んで、
10台前後は停まっているだろう。
いや、前日から車中泊して準備している人もいるのでは、
いや、前日から車中泊して準備している人もいるのでは、
と思ってましたが。。。。
めっちゃ寂しいやん。
天気予報によると、
7時くらいまでは雨がパラパラ降って、
7時くらいまでは雨がパラパラ降って、
その後は雨が止んで曇り空になる予報。
それならば完全に雨がやむまで待つとしよう。
車内でウダウダ過ごし、ちょっと眠ったり、
そして気になることをネット検索すると。。。
ビビってしまって行く気を無くしてしまいました。
そのワードは「岩手山 クマ」。。。。
最近こそあまりなさそうだけど。。。。
2〜3年前までそれなりに出没がありますやん。。。
と言った感じで、自分なりに中止にする理由をあれやこれやと探索していました。
そんな中、7時前になると 老夫婦が現れ、「おっ! 登るのか?」と思いきや、
登山口にトイレ清掃をしに来られたっぽい。。。。
残念。。。。
残念。。。。
いよいよ中止するかなと思ったその時。。。。
勇者が出現!
7時前にさっと現れそそくさと準備を済ませ、颯爽と登っていかれました。。。。
すげぇ、おそらく地元の岩手山を熟知している方に違いない。
その勇者のおかげで、私も意を決することに。
既に遠くに行ってしまった勇者の背中を追いかけるように歩き出す。
つかず離れずの距離感を保ちたいけど、どの程度の力量の方かわからずで。。。
でも、クマ鈴もつけずにささっと行ってしまわれたので、
岩手山にはもうクマは出没しないということなのだろうか。
こちらは先日新しく購入したクマ鈴のチリンチリン音を、
よく響かせる位置にザックに取り付け黙々と登ることに。
よく響かせる位置にザックに取り付け黙々と登ることに。
雨のポタポタ音にも敏感になってしまい、
ちょっとした音にも反応してしまうほど。
ちょっとした音にも反応してしまうほど。
まだまだ序盤なのに疲れた。。。
まだ0.5号目か。。。。 早くも気疲れしてしまった。
樹林帯の中を歩いているので、雨が降ってるのか止んでるのかわからず。
とりあえず、1号目の神様に諸々お祈りしておきました。
この天候とこの感じ、1年前に元やん先生と行った白山を思い出すな。
俺。。。少しは成長してるのかな?
俺。。。少しは成長してるのかな?
うそ。。。。まだ2.5号目か。。。
誰とも遭遇せず、しかも気分が滅入っているせいか、
思いの外疲れしましたわ。
そして登山シャツはもうビチョビチョ。
この花と同じような感じでしょげています。
それでも、湿った登山道には先行している勇者の真新しい足跡があるので、
必死に喰らい付く感じでその足跡をたどります。
もう勝手に仲間(頼り甲斐のあるナイスガイ)扱いです。
3号目まで登ってくると覚悟もでき、それなりに気分は楽になりました。
一部の登山道には新道と旧道の二つあり、
ところどころ交差してジグザク道でやや並行になっています。
勇者らしき足跡がないとちょっと焦りました。
「やべ、俺間違えてないかな?」とか、
「岩手山を熟知している勇者だからこそ、天候状況で道を使い分けてるんじゃないのかな?」
と邪推してしまい、勇者の足跡がないと不安になってしまうことも。
と邪推してしまい、勇者の足跡がないと不安になってしまうことも。
足跡が見つからなので一度だけ登山道を変えてみたり。
まあ、前向きに考えると、
勇者が辿った道と異なる道(勇者ー旧道、私ー新道とか)で、
勇者が辿った道と異なる道(勇者ー旧道、私ー新道とか)で、
勇者に少しでも近づくことができれば、それはそれで誇らしいことかもと
一人で勝手に悦に入ったり。
一人で勝手に悦に入ったり。
やっと5号目到着。
この日は勇者以外誰も登ってこないと思ったので、
ビチョビチョになった登山シャツとアンダーを脱いで上半身裸になり
可能な限り乾かすことに。
なんか少し動物になれたような気がしました。
そして眺めは。。。。まったくです。
6号目を過ぎたあたりから残雪が。
アイゼンは必要なさそうだし、
おそらく先行している勇者の足跡からもアイゼンは使用していないような感じ。
「俺、正解やん」と思うと少し安堵しました。
そして7号目まで登ってくると急登は終わりです。
何やら人の声がしました。
もっと早くに登り始めていた年配ご夫婦でした。。。
よかった。。。。勇者と俺以外にも人がいた。。。
8号目避難小屋までのルートは平坦なので、
呼吸も心拍も落ち着いて歩くことができ、
避難小屋で休憩している年配夫婦を後に先に進むことに。
霧が晴れる一瞬に垣間見せる素晴らしい景色が。。。
そうだな、こんな景色を見にきたんだ。
9号目からはザレ場の火山だった様相を見せ始める。
そして。。。。少し上を登っている勇者の姿が!
あの人は 山頂まで直登する左に向かうようだ。
こっちは右方向(反時計回り)から登って、火口をぐるっと一周するので、
反対の左方向(時計回り)からぐるっと一周してくる勇者と遭遇することになるのか。
なんか。。。。お世話になった先輩に追いつくことができた後輩の気分です。
ぶっちゃけ嬉しいですわ。
ぶっちゃけ嬉しいですわ。
右後方に進みあとは火口をぐるっと一周することに。
それにしても何も見えねえ。
そして風がビュンビュン吹いています。
もはや風景は諦めた。
勇者に遭遇した時に「こんにちは」と元気よく挨拶ができれば。
視界不良で誰もいないけど、なんていうか岩手山を独り占めしている感じです。
結局、勇者とは遭遇せずでした。
おそらく山頂に着いてそのまま登ってきた道を引き返して下山したのだろう。
もちろん山頂には だーれもいません。 孤独です。
なんか。。。人生においてもこういうこと多いなあ。
一人行動好きだけど、必ずしも人嫌いじゃないんだけどなあ。
9号目までの下山ルートもこんな感じです。
視界不良で風ビュンビュン。まあ暑くないからいいんですけど。
8号目避難小屋まで戻ってきて小休憩。
おそらく普段は賑わっているこの小屋も誰もおらず。。。。
あの年配夫婦はどうしたんだろうか?
再度会うことなかったので別のルートで下山したのか。。。
あるいは少しゆっくり山頂を目指したのか。。。
あの年配夫婦はどうしたんだろうか?
再度会うことなかったので別のルートで下山したのか。。。
あるいは少しゆっくり山頂を目指したのか。。。
おにぎりを食べて腹ごしらえができたので下山開始。
途中、新道で下山するつもりが旧道を歩くことに。
すると。。。先行して下山している人が。。。。
え? 勇者と年配夫婦以外にも誰かいたのかな。
休憩していたようなので話しかけると、
実に感じのいい人でなんかホッとした。
やっと人と話すことができたわ。
それだけでも気持ちがほぐれた。
曇り予報だった天気に裏切られて、雨が本降りに。
2回ほどスリップしたので、時間や雨は気にせずゆっくり下山することに。
旧道は下山しにくいように感じたので、新道に方向転換して下山。
休憩していたその感じのいい人も同じルートで下山してきてので先行してもらった。
降りしきる雨でビチョビチョになるけど安全第一ですね。
1号目の神様に無事下山できたご報告とお礼を。
そして。。。。馬返し登山口に戻ってくると。。。。
あの勇者の車に、あの感じのいい人が。。。
そう同一人物だった。
颯爽と登山開始したイメージからは想像つかなかったけど。。。。
「勇者=感じのいい人」だったのか。。。。
この天候で登山することに躊躇していましたが、
おかげさまで勇気を出して登ることができました、
とお礼を述べました。
とお礼を述べました。
週に1度は岩手山に登っているとのこと。
先週、0.5号目でクマの目撃情報があったとのこと。
こんな天気だけどまた大阪から来てくださいとのこと。
いやー ジェントルマンやわー。
ありがとうございました。
軽く会釈して別れた後は温泉に入って雨と汗で冷えた身体を温めました。
サービスエリはで、盛岡じゃじゃ麺を。
3年ほど前から岩手の安比高原でスキーに行くようになったけど。。。。
ここ3日間はガッツリと山歩きできました。
岩手、また来るわー。