天気:雨
メンバー:元やん先生、Gくん
日向大谷登山口08:00~日向大谷登山口14:30
出張ついでの山登り第四弾。
大菩薩嶺と雲取山のベースキャンプとして利用させてもらった、
塩山市にある中村旅館さん。
静かで部屋も広く快適で温泉も気持ちよく、
そして田舎の実家のような感じでした。
3泊4日とお世話になりました。
早朝出発なのでフロントに鍵を置いてチェックアウト。
ここ連日、疲れすぎて寝付けないせいか睡眠不足です。
途中仮眠しながら集合場所の日向大谷登山口へと向かう。
雨。。。降ってるやん。。。
でも。。。元やん先生のことなので、中止はないかなと。
2時間近くかかって集合場所に到着。
元やん先生とGくんとは昨年の秋に新橋で飲んで以来ですな。
で、案の定、元やん先生は準備万端でした。
中止にして温泉や蕎麦を楽しんでもええんですけどね。。。。
そんな選択権はないので、雨合羽を羽織ってそそくさと登山開始です。
最初はなだらかで歩きやすい。
両神山は「両神」と名前が示すように、神話のイザナミノミコトと
イザナミノミコトを祀っている信仰の山です。

この日は雨のせいか、
下山してきた1組を除けば誰にも遭遇しませんでした。
おかげで無料駐車場が満車になる心配はありませんでしたが。。。

鎖場がところどころにありますが、
晴れていようが雨だろうが 滑る時には滑るのであまり雨は関係ないかも。

それよりもポツポツと降る小雨のおかげで幻想的な雰囲気となりました。

いやー 雰囲気良くてたまらんです。
正解ですね。 我々だけしかいない贅沢空間です。

それに、トークしながらの山歩きは楽しい。

2年半前に黒部で骨折したGくんは、
年初から体重10キロ減らし今は走ることにハマってるらしい。
積極的にトレラン大会に出場するそうだ。
あ〜あ。。。。 そっちの元やんワールドにいっちまったかあ。。。。
元気そうに話す彼からは人の良さが滲み出ていて 話していて楽しい。

そして。。。。元やん先生は。。。。
相変わらず人間とは思えない身体能力で。。。
こっちがハァハァゼィゼィ呼吸して歩いてるのに。。。。
息が上がらないのはもちろんのこと。。。
心拍数がフツーの人間の平常数値である60前後。。。。
寝てる人の心拍数やん!
サイボーグ手術を受けた時に人工心臓に交換されたのかも。

そして、帽子と雨合羽を羽織ったシャープな姿は、まるで某国のスパイのよう。
後方から静かに暗殺されそうです。

弘法の水で一休憩。

登り始めて2時間ほどで、清滝小屋に到着。
雨合羽の外側は雨で濡れて、内側は汗でびっしょりです。
こうなることを予測してたので着替えを持ってきて助かりましたわ。
そして。。。
こちらの着替えてる様子を見た 元やん先生が。。。
「あれ、汗ってかくんだね?」と不思議そうに。。。
そうか。。。サイボーグだから汗かかないのかな。。。
息もあがらず、心拍数は寝てる人の数値、そして汗かかない。。。
やっぱ人間じゃねえ。

そしてここからが急登。
どんな急登だろうと、そしてこちらがどれだけ速く歩いても、
ハンターのように無音ですぐに追いつかれます。
小屋から30分ほどで両神神社に。
この神社は狛犬の代わりにオオカミが。
いくつかの鎖場をクリアし、
登り始めて3時間半で山頂到着。
先頭の私のペースに合わせてもらったのでこんなもんでした。。。
雨が降っているので一旦、小屋まで下山してから軽く昼食を。
それにしても新録のいい季節ですなあ。
雨がシトシト降る、屋久島の白谷雲水峡が思い出されました。
一人だと登らなかったと思うと、お二人には感謝です。
二人のペースに合わせようとしたおかげか下山はスムーズでした。
誰かと会話しながらの山歩きは楽しいもんですね。
最後に元やん先生。。。。
「汗かいてないし、濡れてないからこのまま帰るよ」とのこと。
すげえわ、さすがはアウトドアサイボーグ。
家の近所を散歩する感覚です。
二人と別れてからは、両神温泉「薬師の湯」でさっぱり汗を流し、
レンタカーの乗り捨て場所である西武秩父駅へと。
特急列車に乗って浅草まで。
浅草では
たらふく食べて
栄養補給しました。
深夜まで飲んでしまったけど、朝まで爆睡しました。
翌日は上野まで西洋美術館に。
ブルターニュに行きたくなりました。
上野にあるスペイン料理でパエリアを。
4日間連続で60キロ歩くことができたけど、体はヘロヘロ。
帰りの機内でもよく寝たなあ。
やっぱ日本の自然はたまりませんね。