朝日連峰(清太岩山&ユーフン山&竜門山&西朝日岳&中岳&大朝日岳)-07/09〜07/10 | カヌーイストなラガーマン

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天気:小雨&霧時々晴れ

メンバー:元やん

日暮沢小屋7:30〜朝日鉱泉9:30

 


前日にとんでもない事件が発生し、テレビはその報道で一色。

 

なんていうか。。。。言葉が出ないほど悔しくて悲しい。

 

いろんな思いが頭の中を逡巡。

 

寝不足だったのでホテルでぐっすり寝ようと思ったけど寝付けず。。。

 

結果的に、元やん指定のコンビニに余裕を持って出発することができたけど。

 

荷造りやら朝食をとったりすると待ち合わせの5:30に到着。
 
「アウトドアサイボーグ」である元やんは既にいらっしゃいましたわ。。。
 
しかも半袖半パン。。。サイボーグだからなのか寒さも暑さも感じないらしい。

到底同じ歳とは思えないわ。。。
 
元やんブログで彼の動向は確認できるけど。。。

 

 

毎週末、フルマラソンや数十キロに及ぶトレラン、スキー板担いで冬山登山や。。。

 

それを可能にする10キロの早朝ジョギングを毎日のルーティンにしているなど。。。

 
プロのアスリートですか?とでも思えるほど。
 
毎週末過酷な大冒険をしており、車で移動したの?と思えるほどの走行距離。
 
最近では、100キロマラソンや40キロの八ヶ岳踏破、
 
そして今回の1泊山行+10キロ。
 
これらをたった1日で終わらせる。。。。
 
出会った10年以上前はフツーの人間だったのに。。。
 
何年かかけて改造されて、いつしか「アウトドアサイボーグ」になってしまいました。
 
最近のブログも、文章がほとんどない無機質な数値だけが記録されたものに。
 
でも、そのサイボーグ元やんのお陰で今回朝日連峰に山行できることに。
 
 
(1日目)
 

翌日の下山後のダウンリバーに備え、下山ゴールである朝日鉱泉に元やんカーをデポし、

 
そしてスタート地点である日暮沢小屋にレンタカーで向かうことに。
 
サイボーグ元やん、
 
予め登録されたプログラム通りに動くように設計されているのかテキパキ動作です。
 
準備が整い、日暮沢小屋から出発。
 
 
いきなりの急登でハァハァゼィゼィ です。 しんどいわ。。。。
 
もう帰りたい。
 
 
後ろにピッタリとついているサイボーグ、
 
息を切らし大汗をかいている私を冷ややかな視線で見守ってくれています。
 
サイボーグ元やん。。。 息を切らすこともなく、体温調整のみで汗をかく程度。。。
 
 
こっちは汗で失われたミネラルの補給のために行動食をこまめにとっているけど、

 

サイボーグは疲れることがないので行動食は不要みたい。

 

汗を欠くこともないので着替えも要らないようだ。
 
すげえわ、元やん。
 
 
登り始めて3時間弱で 清太岩山に。
 
 

そしてユーフン山を過ぎると雨がパラパラ降り、霧も出てきたので雨合羽を。

 
 
残雪もそこそこありで雪渓を歩く。 涼しいのがせめてもの救い。
 
 
竜門山で軽く昼ご飯を済ませ、稜線沿いを登ったり降ったり。
 
 
登り始めて6時間ほどで西朝日岳に。
 
 
西朝日から中岳までは残雪が多かったけど、
 
雪の上をトラバースすることなく快適に。
 
 
霧が晴れるといい眺め。
 
 
中岳まできたのでもう少し。
 
 
ピラミッド型をした大朝日岳と山頂避難小屋が。
 
 
そして小屋の下にある金玉水で水の補給。
 
まさに雪解け水。
 
 
小屋に入り、荷物を下ろし着替えてホッと一息。

 

行動食をたくさん摂ったのでお腹も減らずで、

 

アルファ米だけでお腹いっぱい。
 
 
他の登山客は料理作りやらトークやらで賑やかで楽しそうだ。
 
それでもマナーがいいのか就寝時刻の夜8時になるとピタッと静かに。
 
サイボーグ元やんのいびきを聞きながらアマゾンプライムで映画観賞。
 
まだ人間の部分があったんだね。
 
 
(2日目)
 
朝4時前にゆったりと起床。朝カレーを食べておもむろに準備して出発。
 
小屋から大朝日岳へ。
 
朝焼けの景色が素晴らしい。
 
 
朝日連峰の最高峰、大朝日岳に登頂。
 
 
山頂からの眺めは素晴らしいわ。
 
ただ。。。山頂から遠く離れた稜線上から熊がダッシュで走ってるのを見ると。。。
 
いやー絶対勝てないなあ。。。
 
 
山頂から中ツル尾根コースで一挙に標高を下げるので。。。それなりの傾斜。
 
 
真後ろにはピタッとサイボーグが。。。
 
なんていうか。。。ターミネーター2に出てきたT-1000型みたい。
 
このサイボーグ元やんに簡単に殺される状況やん。
 
事件を事故にみせかけることできるやん。
 
こえ〜。
 
 
崖崩れをなんとか横切った後で少しホッとしていると。。。。
 
 
足場だと思っていたところが草が覆い茂っているだけのところで、
 
足を踏み外して転倒。そして左膝を強打。。。。
 
一瞬、骨折や靭帯損傷が頭をよぎり、やべっ!と焦った。。。。
 
痛いけど、奥までは損傷していないような感じでただの打撲か?
 
わからないけど。。。
 
少なくともアドレナリンが出ている時に焦らず動いたほうがよさそう。
 
左膝は前十字靭帯と後十字靭帯や軟骨損傷などしたことがあるので、
 
どうしてもデリケートになってしまう。
 
様子見てなんとか歩けるのでホッとした。
 
 
3時間かけて標高差1200mを下山して、
 
黒俣沢、ドダス沢、朝日俣沢の出合いである、朝日川源流域に到着。
 
 
沢の音が心地いい。
 
ここからは緩やかな傾斜を降りていくだけ。
 
 
と思いきや。。。。等高線には表示されない100mに満たないアップダウンが
 
ボディーブローのように体にダメージを。。。。
 
 
途中の河原でひと休憩。
 
サイボーグ元やんは行動食もとらず、水分もとらずで。。。
 
常に涼しげな表情だ。
 
やっぱり人間じゃねえ。
 
 
その後も。。。
 
負傷した足では踏ん張りにくい 沢伝いの登山道を登ったり降ったり。。。
 
 
そういう箇所が出てくるたびにゲンナリしながら進む。
 
 
前日の雨などで靴の中はグッチョリしており、
 
さらにバランスを欠いて歩いているために靴擦れが悪化。
 
これも試練だなあ。
 
 
ここで最後の水分補給。
 
 
ダム上にある4っつ目の吊り橋。
 
 
なんとか朝9:30に無事ゴール。
 
 
川仲間と10時に合流することが予めプログラムされているサイボーグ元やん。
 
テキパキと行動し待ち合わせ場所へとダッシュで移動。
 
 
それにしてもこの二日間、
 
川や山の話はもちろんのこと、
 
家族や仕事そして共通の友人との話で盛り上がり楽しく過ごせました。
 
左膝も腫れがひいてきたのでよかったわー。
 
ちなみに、サイボーグ元やん、数週間前に、
 
この二日間の似たようなコース+10キロの林道をたった8時間で走破しています。
 
 
ってことでゴールして間もないにも関わらず、今度は川下りです。。。。
 
いっぱい接待受けるなあ(笑)。