上桂川-08/21 | カヌーイストなラガーマン

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旅行記
以上を徒然なるままに書いています。

おとり  2匹
水位:周山0.44(平水0.40)
天気:晴れ時々曇り
10:00~18:00:釣果9匹 持ち帰り11匹


 

ラスト上桂川、 ラスト鮎釣り


 

翌日が網漁の解禁になります。

 

もちろん 友釣りも可能ですが、 川の中にバシャバシャと入られては 釣りになりません。

 

よって 本日が友釣り最終日になります。

 

友釣りも 終盤になると釣れなくなります。

 

漁協のHPを見ても 釣果はさんざんたるもの。

 

釣り人の中には他の近隣の河川に行ったりで、上桂を早々に見切られたりしてます。

 

もちろんそういった選択肢もありますが、

 

私にとってはこの上桂川こそが 鮎釣りの場所になってます。

 

機会があれば他の川も行ってみたい気もなくはないですが、おそらく自ら積極的に行くってことは

 

しばらくないかもしれませんね。

 

 別に他意はないですが、 3年前に なんちゃって師匠に連れて来てもらって、

 

いろんなトラブル(タモや引き船、その他もろもろ紛失)に遭いながらも おやっさんやおいちゃん

 

に指導してもらったりで 試行錯誤しながら 順調に成長してるのが感じ取れて、

 

ホッとするんですね。

 

まあ....他に行っても 情報もないし、技術もないですしね...

 

 
また最終日は釣れないだろうけど 行こうとは決めてました。

 

上桂川に対する恩義というか けじめというか なんかそんな感じですわ。

 

ようするに....

 

 お世話になりました、ありがとうございます、来年もよろしくおねがいします みたいな感じかな。

 

また おいちゃんは早々に今シーズン終了しましたが、

 

最後におやっさんと話でもしながら竿をだすのも 

 

今シーズンを締めくくるには いいかなとも思いましたしね。


 

ともあれ7時半くらいに いつものように家を出て朝マックです。

 

新御堂筋を北上し、箕面有料道路に入り、亀岡へ。  もういつもの道ですわ。

 

 道路に沿って流れる余野川にも この辺に堰堤がある とか もう少ししたらコンビニだな

 

とか 自販機はあそこにあったなあ と思い出しながら、 そしてカーナビには

 

なんちゃって師匠にもらった釣りDVDを流しながらテンションを高める。

 

 そのDVDも あの奈良の吉野川を舞台にしたものです。 

 

奈良吉野も私が知ってるかぎり漁協が3つもあり、

 

DVD(ビデオ)が作られた時は 全国的な鮎釣りメッカだったみだいだ。

 

大滝ダムができてからはさっぱりなようだが.....

 

 このDVDも3年間観てますわ。 初めてみたときより一年後、さらに二年後 

 

自分自身の上達とともに身にしみて理解度が高まってきました。

 

ちなみに いつものカヤックコースの管轄は五條市漁業協同組合です



 

亀岡までは車の数もそこそこありますが、ここからの山道は まあ混むことはないですね。

 

さらに細野川沿いの道路を入ると、出合う車もない程です。

 

ってな感じで周山地区に到着です。 自宅からは1時間半です。


 

到着すると ユリの花が所々 開花しておりました。

 

今シーズンを締めくくるにナイスなシチュエーションですね。

 

 

到着すると おやっさんがいつものように出迎えてくれました。

 

ってか おやっさんに会わないと そわそわするようになってしまいましたわ。

 

 

おやっさん曰く....

 

もう 釣れないで とのこと。

 

まあ 釣れて3匹くらいちゃうか、 ダメでボウズやなあ  とのこと....

 

更に 

 

‘わしはもう二日前にやめたわあ 一日中やっても数匹やからやったってしゃあないしなあ’

 

‘道具も全部なおしたで、もう冷凍庫にいっぱいあるし、今日は芝刈りしなあかんねん’

 

....

 

( ゚д゚)ポカーン

 

....おやっさーん!

 おやっさんとのツーショット写真撮れたから ま、ええか。

 

ホンマはおいちゃんとのトリオで撮りたかったんですけどね....

 

 

そんなおやっさんとのトークです。

 

 

 

 

 オトリを購入しようといつものオトリ屋さんに行くも...

 

天然も養殖すらもうない とのこと。

 

しょうがなく別のオトリ屋さんで 養殖鮎を購入。

 

しかし まあ 養殖 ってやっぱりダメっすねぇ。 なんていうか泳ぎがちぐはぐというか

 

さっぱりですわ。 弱ってても天然鮎のほうがいいですね。

 

 技術もさっぱりな上に そんなオトリ鮎ですから 案の定サッパリです。

 

芝刈りしてる おやっさんも時折 のぞきに来てくれます。 その度にボウズの報告。


 

‘全然釣れないっすわ、漁協のHP見てもさっぱりだったんですけどね’(私) 

 

‘釣れへんってわかってて何で来るねん?’(おやっさん)

 

‘いやー 嫁にも言われたんですけどね....おやっさんがやると思ったから来たんですよ’(私)

 

‘そうか、でも もう釣れへんからなあ(笑)’(おやっさん)


 

また別の場所から昨年顔見知った上手い人が来られ ポンポンと掛けてました。

 

う~ん やっぱ違いますなあ。

 

そんな私を見るに見かねてか おやっさんから指導していただきました。

 

オトリの送り出し、竿操作、目印の位置、 泳がせ方、etc...

 

しまいには実際に竿を渡しておやっさんの釣りを見させてもらいました。

 

う~ん 実に丁寧。 さすがっすわ。 勉強になりました。 来年忘れずに実践しよっと。

 

 

でも相変わらずさっぱりだったので 針をチラシに替えて さらにおやっさんの指摘するポイントへ。

 

で、やっと です。 時刻はもう3時前。 しかし実に綺麗な天然鮎だ。

 

 

二匹目は 同じ場所で。

 

三匹目は シモに下がりながらいつのまにやら掛かってた。

 

四匹目は いつもの場所のカミ

 

五匹目は 見釣りしてるおやっさんから指摘してもらった場所で

 

六匹目は その近辺で

 

七匹目は また同じ近辺で

 

八匹目は それも同じ近辺で

 

九匹目は 解禁時に好調な場所で この時点で5時過ぎ 

 

 あと一匹 つ抜けにするまで がんばりや とのおやっさんからのプレッシャー。

 

この景色も来年までおあずけか....

 

 

一時間以上 小刻みに移動して粘りましたが....

 

残念ながら 日も暮れ、鮎の姿も見れなくなりました.....

 

‘もうあきらめや’ との おやっさんの声。

 

この間、 おやっさんがずっと見守ってくれました。 妙な安心感がありました。 

 

しかも歩きにくい所まで一緒に移動していただいたりです。

 

 友釣り最後の日に 9匹も よく釣れたもんです。

 

全て おやっさんのおかげですわ。 ってか おやっさんが釣ったようなもんです。


 

  仕掛けをしまい、道具を車の中にしまって おやっさんからは

 

‘まあ また来年、 元気で健康であれば またやろな’

 

 涙が出そうになりました。

 

 最後まで清々しい方でした。  昨年も書いたけど サイコーなおやっさんでした。

 

 やっぱり行ってよかったです。 

 

 今シーズン 最後の友釣り 釣果9、養殖オトリ2 持ち帰り11匹です。

 

 

ありがとう上桂川 そしてまた来年。

 

なんちゃって師匠はじめ おやっさん、おいちゃん ありがとうございました!

 

来年は更に上手くなってもっと釣れそうな気がします。(*^-^*)


 

2009年上桂川 総釣果:209匹