上桂川-07/04 | カヌーイストなラガーマン

カヌーイストなラガーマン

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旅行記
以上を徒然なるままに書いています。

おとり  2匹
水位:周山0.60(平水0.40)
天気:曇り
8:30~19:00:釣果17匹

 
 前日の金曜日、昼食を食べ終わった頃に、携帯が鳴り響いた。

 

そう、相手は あの おいちゃんだった。

 

‘どうすんねん? 今日から行くんか? わしもう仕事終わってん’

 

.... おいちゃん....ホンマに働いてるんかい... まだ1時やぞ。

 

‘いや 今日はまだ水も高いみたいですし、明日の朝から行きますわ。’

 

‘おっ、 わかった。 じゃあ わしも明日行くわ’

 

.... んーー 完全に釣り仲間状態です。


 

しかしながら 月曜から断続的に降った雨のせいで 友釣り不可能な日が続いてました。

 

雨が降るくらいなら まだましなのですが、 川が濁ると 

 

1.テリトリーに入って来たオトリ鮎に なわばり鮎が攻撃するのに目視できない。

 

2.増水し、石についていた垢(鮎の食べ物ね)が流される。

 

3.まあやっぱり危ない

 

ってなことで 鮎はいなくなったりで 釣り不可能になる。

 

もちろん 場所によっては(上流や支流など)竿を出せなくはない。

 

 ただ水温も低いと 活性化しないです。(これは人間も同じですね、寒いと泳ぎたくないもんね)

 

 
とまあ そんな状態が続いてました。

 

幸いにも前日から水位は徐々に減少。

 

どうかなと思いながら現地に6時半くらいに到着。

 

水は高いけど なんとかいけそうです。

 

ほどなくして おいちゃんも到着、 おやっさんも家からでてきました。

 

水温が少し低いかな とのこと。 (来年からデータとっていこ)

 

こんな状態の時は 養殖オトリがいいのかも。

 

養殖オトリ→ 泳ぎは下手、味は? でも持久力と回復力がいい。

 

天然オトリ→ 泳ぎは上手、味は当然いい。 でもバテると回復するのに時間がかかる。

 

 
 この日は前週に おいちゃんからゆずっていただいた 金属ラインと 背針を。

 

慎重にオトリを泳がせる。

 

 早々にヒット~♪  最初の一匹目がとれるとホッとします。

 

 また天然鮎は 追い星が黄色くてきれい。 背びれもビシャッとしてるしね。

 

(ナワバリ鮎は石垢を食べることによって それが独特の風味や香りをだすことになる)

 

 鮎が香魚と呼ばれるのもわかります。しっかりとスイカやキュウリの匂いがします。

 

 

ポツポツとかけて一旦休憩。

 

 

おいちゃん... あんまり調子よくないようだ。

 

いわく、 群れ鮎が多くて 追いが悪い らしい。


 

群れ鮎   縄張りをもたない鮎、オトリ鮎を近くにしのばせても当然追い出そうとしないし、
      逃げたりする。 なので、掛からない。
      時間帯によっては急に縄張り意識を持つようになり 追い出しにかかってくるので
      掛かりだす時は ポンポンとかかったりする。
      私も40分くらいで5匹くらいテンポよくかかったこともありました。
      だけど いつそうなるのかまたならないのか不明。 
      最近では この群れ鮎崩しなる釣方もあるらしい。(当然私にはムリ)

 

追いが悪い よく鮎釣り師同士が挨拶のように
      ‘どうですか?’ ‘う~ん 追いが悪いね’  などの会話をする。
      縄張りにオトリ鮎をしのばせてるのに なかなか追われない よって掛からない。
      鮎はいるのに 追ってくれない→ 追いが悪い と表現する。
      偏光サングラス越しに オトリ鮎に ガツンと当たってくる鮎、 無視する鮎、逃げる鮎
      これらを観察しながらの釣りはたまらない。 その間ずっと緊張感を持っていられる。
      そもそも 追いのいい鮎は 解禁から早々に釣り上げられるから 
      だんだんと追いが悪い鮎しかいなくなると思うのですが....
      私なんかは 自分のテクのなさを棚にあげて‘追いが悪い’とよく表現します。
      

 


 

さて 午後からもなんとか釣れてきだしたのですが....

 

寝掛かりしてしまい、竿操作ではずそうとした時、

 

竿がポキっと折れてしまいました.....

 

ゲッ! と思いながらも 予備の竿で続けることに。

 

 予備の竿に交換する時、 おやっさんが

 

‘おまえ~ まだやるんか~?’   そう時刻はもう5時半。

 

‘はい、 まだやりますよ’

 

‘そうかぁ、 あんたがやるんやったら まだ止められへんな’

 

..... おやっさん....  ようわからんけど....  ありがとう。

 

6時をまわり ふとシモ(下流)に目を向けると....

 

おやっさん(左) と おいちゃん(右) が....

 

 いやあ... もはやチーム化してますなあ....

 

ここ最近じゃ この二人が竿をしまいだしてから私も納竿することにしてるしなあ...

 

 

釣果は17  おやっさんには負けたけど、なんとかおいちゃんには勝てました。

 

でも 徐々に本来の実力差が出てくる頃なんだろうなあ...

 

まあ3年目にしてはよくやってるよ、俺。 がんばってるよ、俺。

 

 

最近 鮎っておいしいんかい? と疑問をもちだしたので、 オトリにならないチビ鮎だけで

 

炭で塩焼きにしました。

 

 

焼き方などは おやっさんやおいちゃんの指導の元です。

 

なにげに プーさんのうちわがキュートだよ、おやっさん。

 

 

 味は といえば....

 

サイコーに美味♪

塩焼きは 炭でじっくり焼く。 塩はヒレだけにつければいい。

 

魚体に着いた塩は辛くなるので、パラパラとおとしながら食べました。

 

家で焼く時もなるべく炭で焼こ。  鮎が美味いって再確認できてよかったあ。

 


 

折れた竿ですが、急場しのぎにおいちゃんが手直ししてくれました。これで明日も戦える。

 

これまた前週に 釣り保険の外交員の方も紹介していただいて 保険に入ったので

 

昨年のような大金支払はなくてすみます。 いやー おいちゃん ありがとう!

 

ってなことでホロ酔いの安心気分でよく眠れました。