朝九時にJR吹田駅近辺にアズマックスと待ちあわせ。そこから僕の家に移動。
彼の車を僕の駐車場にとめて、いざ有田川へ。
この川にはいささか思い入れがあります。
なんせカヌーをはじめてから最初に怖い思いをした川 デジカメ 鍵セットを紛失し
あわや遭難の憂き目にあった川です。
全国的に渇水状態が続いており、有田川も他に漏れず渇水だと思われました。
まぁ そのほうがいいんですがね。 幅の狭い川ですので雨が降るとすぐに増水し、
クライマックスの明恵峡は恐ろしいことになります。
人によってはミニ小歩危になるとかで...
で、正午前に金屋明恵峡温泉に到着。
ここはプットアウトの松原橋のすぐ近くにあり、ここに車を置いて プットインの川口には
タクシーで向かいました。
この川は今回で通算5回目のダウンリバーになりまして、いつも回送はタクシーを使います。
参照:有田川タクシー Tel 0737-32-3155 川沿いの細い道を通るようにお願いしてます。
料金 max2000円。
で、この日は1680円。 大阪から車一台、でこのタクシー料金はありですね。
プットインの川口に到着し、セビラーの空気を入れ、セットアップを完了
ここからスタートするのは初めてですがキャンプなどもできそうですね。 なかなか。
いざ出発です。 アズマックスには明恵峡の瀬だけは気をつけてね、と進言。
槍つかいの足軽みたいですな。
彼のトレードマークの手拭
本日は 過去くだった中でも最も水量が少なめだったためか、
クリーク的な瀬と 下のような瀞場がいい感じで出現。
で、この日は 落ちアユを狙う ハメ漁の仕掛けがところどころに設置されておりました。
この仕掛けがあるためにポーテージを余儀なくされましたが、
仕掛け自体は浅い場所に設置されており、川下りのためではないでしょうが、
ポテも容易にできるようになっておりました。
結局 川口から松原橋までの区間に 7箇所ありました。 瀬の中には設置されていないので
まぁ なんともなかったです。 あぁまたあるね、はいはいって感じでした。
途中、亀を発見。 亀は万年といいますので 縁起がいいですね。
しばらく拉致して、ご一緒させていただきました。
さて過去4回くだった経験からですが、
この川 ほんとに水量によって川相が変わるように思います。
水量がそこそこあれば イエーィ っていって瀬に突入できるのですが、この日は浅い。
よって落ち込みの中に岩がむきだしになったりで、コースを丁寧にとらないと沈してしまいます。
そういった瀬の一つです。
アズマックスとスカウティングして、右から入り 左の狭い本流にスライド、
それか真ん中の落ち込みを中央突破。 右からは丁寧に入り あとは勢いで行こうということに。
ここで 亀さんとは さようならです。
で真ん中の落ち込みをザブンっと。 見事成功!
フネは水舟になってしまいましたが、気持ちよかったぁ。 快感です。
アオキの瀬というらしいです。(参照:ラナパパさん有田川の川地図)
その後も心地良い瀬と 例の仕掛けを回避しながら 前川橋を通過。
いよいよ核心部の明恵峡です。
この一年余りで 僕自身の成長を見極めれる試金石になるでしょう。 緊張感もほどよくあります。
デジカメを紛失してしまった1メートルほどの落ち込みを 難なくクリアし、右岸側にフネをつけ、
スカウティング。いよいよ明恵峡です。
さぁ どうコースをとるか。
一つ一つの瀬は確かにたいしたことはないが、かなり距離があるので、
沈すれば 即 数十メートルは流されます。
まぁ新しいドライスーツが試せていいんですが、浅いので痛そうです。
写真の中央にある大岩を左に避け、その岩をすぎると右のベタ寄りでコースをとることに。
タラタタッタッタッターン!‘勇者tomoはレベル3があがった。 ベホマズンが使えるようになった。’
ドラクエの音声が頭の中で鳴り響きました。
左、右、中央、左、右 → サッサッサッサー! 誰かにビデオを撮ってもらいたかったほどです。
どうやら僕はレベルがあがったのではないか(錯覚でもいい、やりきった感で気持ちよかったぁ)
ノー沈、ノースタック。 楽しかったなぁ。
で、ゴール。
プットアウトの場所から上の橋までは高低差がかなりあるのですが、フネを畳んで背中にかついで
行けばそれほどたいしたこともなく、タッタッタッターと一挙に登れました。
車はアズマックスにとりに行ってもらったので 橋のそばで片付けと着替えを済ませ
金屋明恵峡温泉につかり、(いい温泉ですよ、綺麗で露天は広いし グッドです。)
義理ママには コーヒーパン(岸和田SAの名物)と
義理パパには金山寺味噌(天田屋さんの)と
嫁と僕には和歌山ラーメン(井出商店の)を買い、
アズマックスと二人 吹田の私の自宅へ。
娘はアズマックスに最初びびって泣きそうでした。
二人でメシをくい、アズマックスは高槻の家へ。
25歳のアズマックスには 子供がいる家ではかえって気を使わせてしまったかもしれませんね。
でも僕にとってはいい一日でした。皆さんありがとうございました。