活字遊戯 ~BL/黄昏シリーズ~ -27ページ目

早瀬の執務室184 幕末編イラスト「泣くな」&ナンバ歩き


活字遊戯 ~BL/黄昏シリーズ~




背後から、さりげなくハグ。ようやく恋愛小説の片鱗がでてきました。「でかした、篠塚」「そのまま押し倒してしまえ」と叫ばれた皆様、申し訳ありません。まだ伏線のみです(汗)。幕末編は、当初、瞬の第一人称で書こうかと考えていたのですが大河小説なみに長くなりそうでしたので、結局、篠塚の心理描写も書くことにしました。これでかなり篠塚攻略が自然に早く運べるようになりました(=`ェ´=)乙女ゲーかい。


ところで、時代劇や時代小説というのは、どこか芝居めいていますよね。書いていてとても面白いです。着物と洋服とでは所作が異なるということも大きな要因でしょう。洋装が定着するまでの日本人は着物の布ズレをおこしにくい「ナンバ歩き」をしていました。このナンバ歩き、同じ方の手と足がでます。つまり右足がでている時は右手が出る。今と逆だったんですね。これは武士が乗る馬も同様でした。


町人と武士にも歩き方に違いがあったようです。武士は腰に刀を手挟むので町人のように大きく手をふったりしません。不意打ちとはいえ抜刀もせず敵に斬られたとあっては一族郎党まで罰せられ、それこそ末代までの恥となる時代でしたから、普段、歩いている時でも、すぐさま刀の柄に手がかかるよう教育を受けていたそうです。


なので歩幅を一定にし体を上下させないよう歩くのですが、時代劇を観ていて「刀が腰に馴染(なじ)んでいる」「腰のすわりがいい」とみえるのは、こういった動作からくるようです。これは新人の役者と歌舞伎役者をならべれば一目瞭然で、普段、着物を着慣れているかどうか素人目にもすぐにわかってしまいます。


また、武士は走らないそうです。「霧雨じゃ。ぬれて参ろう」ではありませんが、有事のときは別として、いきなり雨が降ってこようが走らない。武士のダンディズムですね。どしゃぶりの雨。小走りに行きかう町人たち。その中を、雨がかからないように、たもとを、ひょいと刀の柄(つか)にかぶせ悠々と歩く武士。かなりカッコイイ気がします(笑)。



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