こんにちは
藤嶋 久美です。
前回、お金がない。本当は何がないのでしょう？
という記事の中で、
普段から、ないことに
フォーカスしている。
と書きました。
今日は、ある、ないという認識について、
少し掘り下げたいと思います。
ある、ないという認識は、
そこにフォーカスした時に
生じます。
あっても意識しなければ、
ないと同じですし、
なくても意識しなければ、
ないと認識しません。
①自分は持っていて、
他人も持っている。
②自分は持っていて、
他人は持っていない。
③自分は持ってなくて、
他人は持っている。
④自分は持ってなくて、
他人も持っていない。
この４パターンがありますね。
①と②は持っているのですが、
①は皆にあることが当り前と感じていて、
持っているという感覚がないもの
かも知れません。
②は、人にないものを持っている、
という優越感を感じる人も
いるかも知れませんが、
自分にあることは当り前過ぎて、
①と同じく、
持っているという感覚がないもの
かも知れません。
そういう意味では、④も、
ないということが気にならないもの
かも知れませんね。
問題は③ですね。
自分が持っていないものを、
他人が持っていると、
そこに意識が向きます。
人にはあって、自分にはない、
という事実があるだけですが、
欲しいのに自分にはない、
人にはあるのに自分にはない、
買いたくても買えない、
などと思った時に、
ない、と認識します。
ですが、人が持っていようと、
気にならなければ平気ですね。
ないと感じることもありません。
また、人が持っていても、
そこに魅力を感じなければ、
ないとは思いません。
逆に、あんなのはいらない、
と思ったりします。
おもしろいでしょう？
自分がどう捉えるかで、
ある、ないの認識は変わります。
例えば、身長が１６０㎝欲しい、
と思っている女性がいるとします。
でも、実際には１６０㎝ありません。
欲しいけど、ないのです。
ところが、好意を寄せている男性が、
１６０㎝未満の小柄な女性が好み
と知るとどうでしょう？
１６０㎝ないという、
欲しい事実がある、
ということになります。
全て、ある、
と言い変えることもできるのです。
身長が１６０㎝ない
→ 小柄である
苦手でわからない
→ 克服したいことがある
買えない
→ 欲しいものがある
こんなふうに、
ある、ないの線引きは、
自分の意味づけだけなのです。
ない、と言うと、
見ようとしても、
ないので無理と認識します。
建設的な視点が持てません。
同じことでもあると言ってみると、
あるものにフォーカスします。
それが、ネガティブなことでも、
あるということを認識できます。
何かが苦手だとします。
できない、わからないと思えば、
努力をしません。
苦手ということは、
努力の余地があるということです。
克服したいことがある、
と捉えることで、
努力が始まります。
お金がないというのも、
どんな状況を、
ないと意味づけているのか、
人によりさまざまでしょう。
何を持って、ある、ないと
判断しているのかを、
自分に聞いてみましょう。
生涯現役と決めて、
そのために健康でいること、
必要とされ続けることを
心がけている人は、
いかに自らが生み出し貢献するか、
ということを考えています。
ないことにフォーカスしないんですね。
あるものを生かすことを考え、
自らエネルギーを出し、
得ることに注力します。
私は、数年前まで
こんな考え方はできませんでした。
長いこと病気を持っていましたし、
もうこの歳になったら、
いつ人生が終わるかわからない。
そんなことを平気で考えている、
ヤバイ人でした。
今では、こうやって書いていても、
自分で笑いが出ます。
自分には健康はない、
と思っていました。
でも、このないは、
結局は、自分が選んでいたのです。
今、本当に実感しています。
実際、病気は心が創っているとわかり、
治ったことにしよう、
と未来を選び直すと、
本当に治りました。
ないというのは、
それを選んでいるということです。
よく、お金のブロックを取るのに、
お金はあると思いましょう、
と言いますね。
あるでしょう？
サイフを持ち歩くのは、
お金が入っているからですね。
サイフがカラの人は
あまりいないと思います。
屁理屈だと思いますか？
以前、もしも世界が百人の村だったら
という本を読んだことがあります。
日本人が当り前と思っていることが、
世界レベルで見ると、
何％の人にあることなのかを書いた
子供向けの本でした。
自分の通帳を持っている、
家に小銭がある、
こんな当たり前のことも、
世界レベルで見ると、
当り前ではないと知りました。
○万円ないと、
とか、すぐになくなる、
と意味づけているのは自分です。
ないと思うと、
ことごとく、ないを拾います。
人生にないと思うことが増え、
欠乏感の穴がどんどん大きくなります。
あると思うと、
あった！と思うことが増えます。
気づかなかったものに、
気づくことができます。
ないと思う時、
あると言い換えてみましょう。
あると思えるものが多いほど、
人生は豊かになります。
お金や物だけはなく、
人の心など、見えないものの中にも、
あるものが見つかるようになります。
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