前回の続き。
義母の家のピアノの上に写真が飾られていた。
一つは義母の母の写真。
もう一つはこの家の庭で撮ったという家族写真である。
夫「見てよ。まだかわ(義弟)が高校生の写真だ」
高校生のかわくん(義弟)、二十代前半の夫、まだ40代であろう、義母と義父の4人の写真だ。
義母は明るく笑っている。見たところ、セレモニー用の洋服なので、かわくんの入学式か卒業式どっちかの日だろう。
私「若いね、みんな」
義母にとって、幸福だった頃の写真。
結局、家族はみんな、義母を残してこの家から出て行ったのだ。
長年、家族と暮らしていて、突然1人になってしまったら、確かに淋しいかもしれない。
それにしても、別れた義父が写っていても、気にせず飾っているところを見ると、義母は義父に対して負の感情は持っていないのかな?と思う。
もう、十年くらい会ってないみたいだが。
夫「そう言えば、洋裁は今何作ってるの」
義母「ジャンバースカート。まだかかりそう」
夫「へぇそうなんだ」
義母はピアノの横の紙袋から作っている途中の、ジャンバースカートのカケラを見せてくれた。
夫「いい柄だね」
私「この服の季節はいつですか?」
義母「夏だね」
私「もうすぐ出来そうですけど」
義母「まだ裏地があるの」
私「じゃあ、まだかかりそうですね」
夫「毎週通ってるの?」
義母「通ってる。」
義母は、習い事2つしているし、しょっちゅうイベントに出かけているし、引きこもりではない。
鬱でもないと思う。。
ただ、部屋が以前と比べて汚れている。
記憶力が危うい。
去年の梅雨時期、万引きで捕まってから半年以上経つ。
とりあえず、色々怪しいが、何とか毎日生活出来ている。
夫「そろそろ、帰ろうか」
私「そうだね」
とりあえず、義母の家の現状は把握出来た。
心配だったルルの様子も、見れた。
ミッションコンプリートだ!
はぁ。![]()
義母がまた、外まで送ってくれた。
私が、寒いから玄関でいいですよ、と言ったが、車まで来た。
夫「じゃあまたね」
私「またご飯食べに行きましょう」
義母「またね」
我々は、ディサービスに預けた息子を回収し、帰路についた。
私「すっごい疲れた
やばい」
夫「疲れたよなぁ。もうこれは仕事だよ
」
義母と食事をし、家に寄っただけなのに、とにかく疲れた。
あまりに、情報量が多いからである。
私「写真撮ったよーあとでかわくんに送るわ」
夫「あいつなー忙しいんだろうなー」
私「かわくん、いつか戻って来るといいなぁ。」
夫「どうだろう。あいつにはあいつの人生があるし」
私「だけどさ、現状、私達には空(息子)がいるし、おかあさんのことまでみられないじゃん」
夫「まぁねー」
私「まぁまだ大丈夫だよ。まだね」
夫「うん。だけど、あれ。ハウスクリーニングでも入れようかなぁ」
私「え?マジで」
夫「うん。あれ放置したらゴミ屋敷になるよ」
私「そうか
」
夫「まぁまた3月か4月にご飯誘おう。」
私「そうだね」
ということで、とりあえず、義母の様子伺いは終了です。
はっきり言って、不穏な状態は変わらない。
とりあえず何もないことを願う。。

