数年ぶりに義母宅に集まる 4 | 人生つれづれ

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前回の続き。


ゲームを始める



4人でゲームをすることになった。


ゲームは、簡単なもので、ドロップ イット というゲームだ。

 

順番に、4種類の形と色のチップを落としてゆくだけの単純なルールのゲームだ。


https://a.r10.to/h81a4l






で、これを夫、私、かわくん、義母、という順番で落としていった。


夫は、義母にアドバイスして、やってもらう。


とりあえず、義母が1つ落とした。


続いて、夫。そして、私。


あーだこーだ言いながら、落として行くだけの単純なゲーム。


夫「あぁー俺の狙いと外れた」


かわくん「難しいなぁ」


私「難しいよね、これ」


我々がゲームに夢中になっている間。


義母は、何故か、スマホを取り出し、画面を見出した。


ソワソワ落ち着きがない。


かわくんが終わり、義母の番、というところで。


義母「15時半から移動スーパーがあるのよ」


といきなり言い出した。


夫「ああ、さっき行ってたね」


義母「行ってくるわ」


私「えポーン?今、行くんですか?」


義母「うん。行ってくる」


義母は立ち上がる。


私「え、だったら、私達も一緒に、帰った方が良くない?16時までには出ないと、、。」


夫「そうそう。そら(息子)が帰って来ちゃうから」


義母「大丈夫よ。すぐ戻って来るから」


夫「あ、そう。ならいいけど。。。」


義母は、エコバッグを持って、そそくさと部屋を出て行った。


我々は、再び、唖然とするしかなかった。


義母の謎行動に困惑する



私「まさかゲームの途中で行くとは思わなかった不安


夫「なんかさぁ、途中から急に落ち着きがなくなったんだよ。急にスマホの写真を見出してさあ真顔


かわくん「ちょっとやばいっすねニヤニヤ


私「これって、おかあさんのルーチンなのかもね」


かわくん「俺もそう思いました。もう必ず行かなきゃみたいな感じでしたね」


夫「ちょっと強迫観念に駆られてるような感じだよな。。

帰って欲しくなさそうだったからゲーム始めたのに。」


私「これ、あれだよね。前頭側頭型認知症の症状の常同行動ってやつ」


かわくん「そうそう。なんか行動がワンパターンで俺もそうだと思います。」


夫「ちょっと病的だよな。。今日の夕飯になる分の食料は渡したのに。。」


久しぶりに会う家族が集まってゲームしている最中に、突然、外出は、普通しないだろう。。



前頭側頭型認知症の症状の一つ。


常同行動


そう言えば、私が1人で義母の家に行った時も、移動スーパーに行った話してたなぁ。。


そんで、そこで買ったコーヒーもらったんだっけ。。


AI による概要 ↓


前頭側頭型認知症の「常同行動」とは、毎日同じ時間に同じことをするなど、決まった行動を繰り返す特徴的な症状です。これは、認知症の方に安心感を与える行動と考えられます。例えば、毎日決まった時間に同じ道を歩く、特定のお菓子を繰り返し食べる、同じスタッフとなじみになるなど、様々な形で現れます。



夫「どうする?とりあえず、母の分のチップを3人で分けてやるか」


私「そうだね」


かわくん「やれやれ」


義母の為に義母が出来そうなゲームを買ったのに、義母抜きで、ゲームの続きをやることになったニヤニヤ


次回へ続く。


 


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