とにかく寒い。。。寒い。。。
日本の冬は世界で一番寒いんじゃないか。。って思うくらい寒いと思う。
半年間冬のモントリオールの−20度の生活や盆地方のスイス、ジェネーブの街で2週間太陽が出てこない−18度生活、北欧デンマークの冬にも雪にならない雨の台風の体験したが。。
でも日本の0度には耐えられない。。
何が寒いって家が寒いのだ。。
家の中でもジャンバー着たいくらい。。。
そんなの古民家くらいではないだろうか。。
とにかく家全体が畳の家、障子がたくさんあるが隙間もある。
朝の家の中の温度は5度だ。冷蔵庫なみではないだろうか。。
ヨーロッパなどに住んでいるときは忘れていたくらい
快適な朝を毎日送れていた。
それはセントラルオイルヒーターのおかげで1日中ぽっかぽかだがめちゃくちゃ乾燥もする!
洗濯物はすぐに乾くが寝ていると喉がカラカラになってひどいので加湿器やヒーターの上に水の入れた容器などを置いておくのが一般的だったりする。
日本の木造建築技術は世界屈指の実力を昔から持っている
それを証明するのが法隆寺だろう。1000年以上前の建物が今でも残っているのだ。
ではなぜそれだけの技術がありながら日本の家の冬は寒いのか。。
もちろん昔から日本の技術で暖かい家を作ることは可能だった。
でもそれをしなかったのだ。。
なぜだろうか。。。
2つの選択肢があった。
*夏涼しい家の構造にすると冬寒くなる。。
*冬暖かい家の構造にすると夏が暑くなる。。
二つともいいとこ取りはできない。。
結果、昔の人は「夏涼しい家」を選んだ。
その理由もある。。
理由は食べ物を守るため
その食べ物の1番の敵は日本特有の湿気。
昔の人はこの湿気を最大の敵としてその湿気に負けない家を作った。
それが昔からある古民家だ。
家の材料になる
木材や床、畳、障子、土間や土壁。。
全て水分を吸収できる。
霧吹きなどをして水が吸い込むものは湿気を吸い込むのと一緒です。
日本の古民家は夏になると湿気を吸い込み膨れ上がるといいます。
そして冬になるとその湿気を吐き出し縮むといわれます。
昔の家には隙間があり障子も隙間だらけですし、リフォームしても絶対に埋まらない隙間もあります。
それは木が膨らんだり、縮んだり、しなったりとそんな性質があるからできないことなんです。
住んでいる家も古民家に近いのですが夏はクーラーいらないくらいで生活できます。窓がたくさんあり風通しがとてもいいんです。
でも冬は本当に寒いです。。
家の北側の部屋なんて昼間でも冷蔵庫より寒いです。。
それでも縁側などは太陽が出ているとぽっかぽかで自然の力だけで夏のような空間になります。
今の家はどうでしょう?
そう、冬の暖かさを重視しています。
そのために作りはプレハブのようなものです。
隙間をなくし熱を逃さない構造になっています。
冬はいいかも知れません。でも夏はクーラーがないととてもじゃないけども住めない環境になります。
もし電気がなかったら夏に自分の家で生活することは不可能になると思います。冷蔵庫も動かなければ食べ物はすぐに腐ってしまいます。
でも昔のような家でしたら電気がなくても生きていけます。夏はもちろん大丈夫ですし、冬も何とかなります。そして夏の食べ物も保存がききます。
夏でも土間の部屋などはクーラーが入っているんではないか?っと思うくらい涼しい風と空気が漂っています。
しかし冬は青森から引っ越してきた人でもこちらの冬の方が寒いって言います。
不思議ですよね!
きっとここはめちゃくちゃ寒いんだと思います。
僕も笑っちゃうくらい寒いと思います。
この間なんかは家の中のワンコの水が凍ってました。。。
どれだけ寒いんだ・・・
観葉植物などの多くがその時の寒さでやられてしまった。。
ある意味、観葉植物を冷蔵庫の中に入れた方が安全だったかも知れない。。
そのくらい日本の昔の家は外の気温と変わらないくらいに寒い。
今の夏は昔の夏よりも暑いといわれています。
そして冬も寒いといっているけども昔の冬の方が寒いはずです。
子供の頃の冬はよく雪が降っていました。
大きな雪だるまを作り友達と雪合戦。。。学校でも真っ白になった校庭で思いっきり遊んでいました。
でも最近は全く雪が降りません。。降っても少し。。
そして夏は外に出たくないくらい暑い。。
35度なんておかしいですね。
寒さに弱いみかんの木なども昔はこの辺りで育てている人はいなかったんです。でも最近では皆さんみかんの木が家にあります。
それだけ冬が暖かくなってきた証拠ですね。
そう考えれば今の寒さは昔の人に比べたら何てことないのだと。。
そう思うだけで少し心は暖かいです。
今日も良い1日を!