水滸伝・四//北方謙三 | みゅうず・すたいる/ とにかく本が好き!
水滸伝 4 道蛇の章 (集英社文庫 き 3-47)/北方 謙三

¥630
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 「水滸伝・四 道蛇の章」

 北方謙三、著。 2001年


 けいちゃっぷさんも記事の中で言っていましたが、
田口ランディの記事にばかりエロサイトのコメントが
付くのは何故?

 エロサイトはランディ・ファンが多い?
面白い現象です。
この現象を究明すべく、考察…はしませんが。

 だいたい、私のように品行方正で上品な人間にエロは
似合わないでしょう。
本も、品格のあるものしか読まないし…。

 本当、毎日、般若心経とか、聖書などばかり読んで暮
らしています。
もう、涅槃の境地ですね、これは。

 色欲はおろか、妖しげなものすら近づけない生活。
悟りましたね、私は。
居住まいを正して、日々感謝の心を忘れず、精進しようと。

 だから、エロの人はコメントしないでね♪


 さて、北方水滸伝。
やっと梁山泊が自ら官軍に挑みました。
ただ、まだ成り行きを見ている。

 やけに慎重な梁山泊です。
宋江も、今はまだ国中を旅している。
いろんなものを見ています。

 未来の同志も徐々に姿を現していますが、梁山泊に集結
するのは、まだ先の話でしょう。
今は、官と宋江たちの探り合いの段階が終盤にさしかかろう
という局面。

 緊張感が徐々に高まっています。
しかし、宋江…、英雄っぽくないなあ…。
むしろ、物語の主要人物の中では極めて凡人っぽい。

 ただ、偉大な凡人ではあるのでしょう。
常に普段の自分でいるのだから。
確かに、何でも呑みこんでしまう懐の深さはありそうです。

 ああ、この物語も「楊令伝」にたどり着くまでの道のり
が長いなあ…。
のんびりと読み継いでゆきたいと思っています。