過激な音楽を好む人と不適応な人格特性に関連性はなし。音楽の好みと人間性に関する最新研究(米研究) | mirojoan's Blog

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 音楽が人々に与える影響に関しては日々様々な研究がなされている。新たな研究結果がこれまでの研究結果を覆す場合があるのは、どの研究に関しても言えることだが、今回発表された音楽に関する研究結果もそうなのかもしれない。

 ヘヴィメタルやロックに代表される、過激で反抗的な音楽ばかりを聴いている人は、世間では危ない人というイメージがあるそうだが『Psychology of Music』(8月13日付)に掲載された研究によると、そうした音楽の好みとネガティブな情動性や精神病傾向といった問題のある人格との間に関連性はなかったそうだ。

 

音楽の好みから人格を分析できるのか?


 1950年代、現代人格心理学の先駆者であるレイモンド・キャッテルは、音楽のような娯楽の好みと問題のある人格には関連があるかもしれないと考えていた。

 そこで、アメリカ・ウィットマンカレッジの心理学者パーベル・S・ブラゴフ氏は、それが本当かどうか、2000年代に発表された健全な人格の現代的モデルを音楽の好みに関連づけた研究を応用して、確かめることにしたのだという。

 正しい人格モデルなら健全な人格だけでなく、不健全な人格もまた予測できなければならない。ブラゴフ氏の研究は、こうした意味でも重要な試みであった。

 はたして娯楽の好みから、ある人の思考・感情・行動などにひそむ問題傾向を予測することはできるのだろうか?

 ブラゴフ氏が18歳から65歳のアメリカ人を対象に調査を行った。年齢や性別といった要素を加味したうえでも、音楽や映画の好み、性格の特徴、精神病的傾向に、一応はいくつか関連性を見出すことができたという。

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音楽の好みと不適応特性の微弱な関連性


 確かにいくつかの不適応特性は、音楽や映画の好みと関係していることがわかったが、注意しなければならないことは、その関連性はかなり弱いものであるということだ。

 たとえば、過度に内向的だったり、引きこもりがちな人は、人が集まる場所、あるいはホラー物やスリラー物といった緊迫感ある映画で流れるような刺激的なアップビートの音楽は好まない人が多い(全員がそうというわけではない)。

 また突飛な考え方をしたり、自分自身を怖いもの知らずとか支配的(ある種の自己愛的な特徴)だと評価する人たちは、音楽も映画もさまざまなジャンルのものを楽しんでいるらしいことがわかった。

 そして意外なことに、カントリー音楽やゴスペルのような保守的な音楽を好む人には、「神経症的、非友好的、風変わりな傾向を表す特質」と関連性が認められたという。

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過激な音楽が好きな人と不適応特性に関連性は認められず


 激しい音楽が好きな人は危ない人というイメージについては、ちっとも当てはまらないことも明らかになった。

 ブラゴフ氏によると、過激な音楽好き=ヤバい人説はやや古い文献の中で取り上げられ、いわゆる「問題音楽」とレッテルを貼られてきたが、そのようなことはなかったそうだ。

 過激だったり反逆的だったりする音楽(ヘビメタ、パンク、オルタナティブロック、ヒップホップ、ラップなど)を聴く人には不適応人格的な傾向があるという、よくある説を裏付ける証拠は得られなかったという。

 その原因については、これらの音楽ジャンルが一般的な人にも広く受け入れられるようになっているからでは? と同氏は推測している。

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音楽の好みで人間性を決めつけることはできない

 

 

今回判明したことは、音楽や映画の好みからその人が内向的か、風変わりであるか、怖いもの知らずで支配的か、敵対的かといったことはわからないということです。俗説としてはありかもしれませんが、個人の分析に使えるようなものではありません。


 この研究はあくまでアメリカ国内のもので、別の国や文化圏でも同じことが言えるのかどうかはわからない。また相関関係を調べた研究であって、その因果関係までは何も言えない点にも注意が必要だ。

 たとえば、内向的な人がテンポの速い曲を好まないのは、そういう曲が流れる場所を避けるために結果として聴かなくなるのか、それとも曲自体の刺激が強すぎて不快だからなのかは不明だ。

 そのような研究の限界はあるが、過激な音楽を聴いているからといって、その人が必ずしもヤバい人というわけではないことは確かなようだ。そして逆もまたしかりだ。穏やかで優しげな音楽を聴いているからといって必ずしも良い人というわけではなさそうだ。

References:New psychology research links conservative music, but not rebellious music, to maladaptive personality traits/

 

  

☆やっぱり、そうであったか・・・!

 

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