前から気になっていた詩集「花を見るように君を見る」を図書館で借りて読みました。
著者は、ナ.テジュさん。
童話や詩画集など多数発表されているのだけれど、SNSなどを中心に支持を受けた作品をまとめた詩集だそう。
タイトルや裏表紙を見ただけで、心が温かくなるような言葉。
心の中にあったとしても、たぶん口に出す事はないような、、、
言われたら嬉しいような、、、
かつて、こんな感情になった事があったかもしれないような、、、
または、こんな気持ちになった事があっただろうか?というような、、、
そんなストレートで分かりやすい気持ちの詩集です。
私の心が一番揺れた詩は「惜しまないで」という、詩というより作者のメッセージのようなもの。
ザックリとした内容しか書きませんが、、
良いものだとしまっておかないで。
季節が変わると古着になってしまう。
惜しまないで。
気持ちも惜しまないで。
心の中にある焦がれる気持ち。
本当に良い人に会った時にあげるのだと
惜しまないで。
心の水が枯れたら老人になる。
思いついた時に着て、食べて、聴いて、
胸の内に隠しておかないで
思い切り恋焦がれてください。
顔を赤らめるようなこと
涙ぐむことがあったとしても
それがなんだというのでしょう。
今も目の前にいる素敵な人を思い切り愛して心の底から思ってください。
というような、優しくも叱咤激励するような詩の内容でした。
「顔を赤らめるような事、涙ぐむような事」
それがなんだというのでしょう。
ホントだわ!
それがなんだというのだ!
たとえ、恥ずかしい思いをしても
泣くような事になろうとも
失敗しても、
転んでも、
何もない人生より、数倍ステキだと感じたいと思いました。
良い刺激をもらえた本でした。