アンニョンハセヨ?
天気予報で肌寒くなると聞いていたのに半袖を着てきたら
電車の中で全員長袖だから恥ずかしかったayaです
突然ですが、
皆さんは数字の発音
素早く正しく言えますか
先日、動画撮影の時に、数字の発音に関する話題で出た単語を一つご紹介します。
一緒に確認しましょう!
発音できますか?【1966年】
【천 구백 육십 육 년】
ポイント1
[천구백]までは一気に言います。
구백だけを発音するなら구は濁りませんが、
천구백と繋げていうので、[구]が語中にくることと同じですので
有声音で発音します。
つまり、구を濁らせて発音するってことです
これは結構忘れがちなポイントです。
さらには[꾸]とか[쿠]のようになっちゃう方が多いので
ご注意くださいね。
ポイント2
66年は[육씸늉년]と発音します。
さて、この中にいくつ発音変化が隠れているでしょうか?
なんと4つもあるのですよね
まずは66<육십 육>だけを見てみましょう。
意味の切れ目でㄴ挿入が起こり(1)
[육씹뉵]→そこから鼻音化が引き起こされて(2)
[육씸뉵]となり→さらに년が続くことで[뉵]のパッチムㄱが鼻音化して(3)
[육씸늉년]というわけです。
※十の部分は[씹]と濃音になります(4)
ポイントを踏まえて、
[천구백]+[육심늉년]をスムーズに繋げて言えるように
練習すればOKです
ちなみにこの時、[천구뱅뉵심늉년]のように
さらなる鼻音化が起こることもあります・・・
ところで
こんなにも発音をしつこ〜くしつこ〜く
説明するのはなぜだと思いますか?
私が発音マニアだから?
まぁそれもありますが・・・
理由は簡単
自分で発音できないものは
絶対に聞き取れないから。
それだけです。
「発音変化が起こってこういうふう発音するんだ〜」
と認識した上で練習して、
自分の耳にも馴染むくらいに言えるようになって初めて
ネイティブの発音を正しく聞き取ることができるのです。
巷でよく聞く
「赤ちゃんのように発音を浴びるように聞いていたらいつか聞き取れるようになる」
・・というのは幻想に近いと思ってください
(考えられない量を24時間聞き続けていたらあり得る話かもしれませんが。)
私たち日本語母語話者(特に大人になってからの学習者)は
発音変化を正しく理解し
発音の原理原則を言葉で説明できるくらいに理解し
再現できるまで繰り返し練習する。
こうして聞き取り力が伸びていくようになっています。
これが結局は一番の近道です。
大変そうだと思いましたか?
いえいえ、
これってとっても楽しい作業です
私たちミレのスタッフと一緒に
たくさん練習していきましょう