「前回、ヴィンテージとは「ブドウの収穫年」って言ってましたよね
じゃあヴィンテージが無いワインていつのブドウなんですか」
当然の疑問ですよね
私も知らない頃は何なんだ?と思っていました
どうゆうことかというと、作ったワインを毎年少しづつ保管しておき
これらの複数の年代のワインを「ブレンド」してワインを作るんです。これが
「ヴィンテージの無いワイン」の正体です。
英語では「Non vintage(ノンヴィンテージ)」と言います。
ノンヴィンテージのワインは世界中で作られていますが
一番この手法を使っているワインは、実は世界で最も有名なワインなんです。
その答えは「シャンパン」です。
ワインのワの字も知らなくても、シャンパンという名前だけは誰もが知っている、と言っても過言では無いでしょう
しかも、シャンパンの9割がノンヴィンテージです。
どうしてかと言うと、ご存知かもしれませんが
シャンパンはフランスのシャンパーニュ地方で作ったスパークリングワインしか
「シャンパン」と呼ぶことは出来ません。
このシャンパーニュ地方は
フランスの北部に位置していて気温がとても低い為
ブドウがあまり熟しません
つまり当たり年が少ない、ということです。
年によっては品質の悪いワインが出来てしまうので、これを安定させるために毎年ワインを取っておき、ブレンドして味わいの安定を図っているのです。
このノンヴィンテージの手法で世界中に愛されるシャンパンが作られています。
「では、残りの1割はヴィンテージがあるのですか?」
はい、天候の悪い年であっても、生産者達は良いブドウだけを丁寧に選別し
長い熟成期間を経て「Vintage Champaigne(ヴィンテージ・シャンパーニュ)」として発売します。
そしてこれらのワインは大変高級なワインになります。
私も久しくお目にかかっていません😊💦
飲めるチャンスがあれば絶対に逃さないようにしてくださいね❣️
☆ アメリカ🇺🇸に8年住んでいたワイン英語講師のワンポイントEnglish❣️
今日のPick up phraseは?
「シャンパンはフランスのシャンパーニュ地方で作ったものしか
「シャンパン」と呼ぶことは出来ません。」
これは限定的な表現をするために否定文にしましたが、英語ではあまり否定文を使いません。英語にする時は
「シャンパンはフランスのシャンパーニュ地方で造られたものだけを
「シャンパン」と呼ぶことが出来ます」とします。
〜だけを○○と呼ぶことが出来る→ can only be called
造られているものを→ if it is produced/made
地方→ region (リージョン)
を繋げてみると
→ The Champaigne can be called "Champainge" if it is produced in the Champangne region of France.
もちろん他の言い方もありますので、ご質問がございましたらコメント欄にどうぞ♪
次回もお楽しみに😊