まずは画像を、とくとご覧いただきたい。
これは、果物のアキーである。
日本人でアキーを食べた事のある者は、少ないだろうと思われる。
「アキーを食べた」と話す人に、私は一度も会った事がない。
それから、かくゆう私も、食べた事は一度もない。
アキーは、西アフリカ原産の樹木または、その果実。
ムクロジ科アキー属に、属している。
アキーは、西アフリカでは、食用にされなかった。
西アフリカで、アキーを食べた事がある人は、ごくわずかしかいないらしい。
ところがアキーは、ジャマイカ等一部の国へ渡ると、人気のある果物になった。
アキーは、今やジャマイカ人には、欠かせぬ食べ物となっている。
ところが、未熟な状態のアキーを食べたら、大変な事になる。
アキーは未熟だと、天然毒素のヒポグリシンを高濃度含んでいる。
その為、未熟なアキーをうっかり食べてしまうと、ジャマイカ嘔吐病を発症。
最悪、死に至る、という。
アキーは、死と隣り合わせの珍しいフルーツなのだ。
訪問者のかたで、今後、ジャマイカを旅行する予定があるかたは、未熟なアキーにはくれぐれも注意して欲しい。
なお、アキーの英語名は、Ackeeとなる。