私は昨日、仙台を日帰り旅行した。
仙台駅で新幹線を降りた後、改札外にある立ち食い蕎麦屋で、昼食を済ませた。
その後、仙台市地下鉄東西線に乗り、宮城県美術館へ向かった。
この美術館は、地下鉄の国際センター駅から近い。
国際センター駅から数分歩くと、宮城県美術館に着いた。
この美術館の周辺は、葉の綺麗な木々が多いし、湿度が低くて居心地が良い。
時折、気持ちの良い風が身に当たる。
私が暮らしている埼玉は、今の時季は異様な程蒸す。
美術館の近くで暮らしている仙台市民が、羨ましく思えた。
現在、宮城県美術館では、
特別展「伊達政宗と杜の都・仙台――仙台市博物館の名品――」
を開催中だ。
観覧料800円を払い、この特別展を見ることにした。
仙台市博物館は、現在休館している。
そこで仙台市博物館所蔵の名品を、美術館の方で見せることにしたのだろう。
特別展の会場へ入ると、伊達政宗が側近の家臣へ与えた甲冑、陣羽織、政宗が豊臣秀吉から拝領した太刀、政宗の墓から見つかった愛用の刀、仙台城下を描いた屏風などが展示してあった。
●すぐ上の画像は、特別展のチラシの裏面。
この特別展の目玉の展示品は、支倉常長の肖像画。
支倉常長は、伊達政宗がバチカンへ遣わした家臣である。
歴史の教科書や、歴史の本ではお馴染みだから、皆さんも名前は知っているはず。
支倉は、江戸時代初期、スペインやイタリアを巡ったという。
支倉の肖像画は、ヨーロッパで1615年頃描かれた。
400年も前の絵画で、国宝に指定されている。
すぐ上の画像は、特別展のチラシに印刷されている、その肖像画である。
肖像画自体は撮影禁止だから、こんな風に紹介するしかない。
特別展のチケットで、常設展も入場できる。常設展も鑑賞した。
常設展で一番印象に残った作品は、
ヴァシリ・カンディンスキーの「商人たちの到着」
この絵は、名画家カンディンスキーの代表作の一つ。
たくさん人が描かれている。
(いったい何人の人が描かれているのか?)と見ながら考えてしまった。
映画の群衆シーンのような、スケールの大きさを感じさせる絵だった。
すぐ上の画像は、土産に買ってきた「商人達の到着」のポストカード。
これは、50円しかしなかった。
宮城県美術館は、近々、リニューアルする為の休館に入るという。
一旦、閉館するので元は120円のポストカードを、50円で投げ売りしていた。
土産で買って来たパウル・クレー「橋の傍らの三軒の家」のポストカード。
これも、50円。
土産で買って来たユネスコ記憶遺産・国宝 ローマ市公民権書のハンカチ。
1050円。
このハンカチは、本来、仙台市博物館で販売しているものである。
宮城県美術館
住所 宮城県仙台市青葉区川内元支倉34-1
●アクセス 仙台市地下鉄東西線国際センター駅より、徒歩7分