口コミの無い蕎麦屋「小川家」(白岡市) | 話のコレクション

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食べ歩き、旅行、散歩を中心に記事にします。が、それらに行けぬ時は、古今東西の興味深い話を記事にします。

 

埼玉県白岡市に「そば処 小川家」がある。

 

ここは、2つの飲食店口コミサイトを見ても、口コミが1つも無い。

(やってるんだろうか。やってないんだろうか?)

そんな興味を抱いた私は、2020年2月1日に行ってみた。

 

JR白岡駅西口を出た後、南の方(蓮田市方面)へ進んだ。

すると、やがて「おそば 小川家」と書かれた看板を発見。

 

ここを左折した。

 

 

そして、少し歩くと、そば処 小川家があった。

緑色の暖簾がかかっていて、店は開いているようだ。

これに、(ほっ)とした。

 

というのも、この一週間前、明月庵(白岡市上野田)へ行った。

すると土曜日の正午なのに、シャッターが閉まっていた。

どうも、商売をやめたらしかった。

明月庵は、飲食店口コミサイトに、口コミが1つしかなかった。

だから、

(明月庵の二の舞になるのでは?)という不安があったのだ。

 

 

そば処 小川家の外観を写真撮影していた。

その時、玄関が突然開いたかと思うと、中からお爺さんが勢いよく飛び出して来た!

そして、お爺さんは私に向かって言う。

「何やっているの?」

 

(お爺さん、怒ってないだろうな?)と私は、顔色をうかがいつつ、

「写真撮らせてもらったんですが、ダメですか?」

と答える。

「・・・・・・」お爺さんは、無言。

 

私は店を指さして、

「食べて行きたいんですが、開いてますよね?」

すると、お爺さんは、「開いてます」

 

 

私は、店の中へ入った。

すると、お婆さんがいた。彼女はあのお爺さんの奥さんのようだ。

この蕎麦屋は、老夫婦が切り盛りしてるのだと、わかった。

 

店の壁には、メニューを書いた紙がいっぱい貼ってあった。

その中から、

 

ざるそばを注文した。

 

紙には、620円と書いてあったが、食後に金を払う時、お婆さんから、

「600円」

と言われた。

老夫婦が営む店らしく、細かい事にはこだわらぬのだろう。

 

 

少し待つと、ざるそばが出て来た。

麺の量は、かなり多い。

 

 

食べてみると、蕎麦は極細でひんやりして、コシが強い。

繊細な軟らかめの蕎麦が好きな人は、合わないかも。

だが、コシが強い蕎麦が好きな人なら、喜ぶだろう。

 

細いのに、コシが強いあたりは、前の月食べた直々庵(JR白岡駅近くにある)の蕎麦に似ていた。

 

 

蕎麦の後には、蕎麦湯が出て来た。

 

私が蕎麦を食べている途中、客が2人やって来た。

中年の男女で夫婦のようだ。たぶん地元に住んでいるのだろう。

 

この蕎麦屋は、口コミがないが、客はちゃんと来ているようだ。

 

 

店の前には、寿楽院という寺がある。

この寺に墓参り、法要に来た人々も、ここへ寄って食べていっているのかも?

 

そば処 小川家

住所 埼玉県白岡市小久喜56-7

●アクセス JR白岡駅より徒歩約10分